[心得2] よい医者の見分け方
前回は、医者にかかって症状がぱっとしないとき、別の病院に行かないでおなじ医者にもう一度かかったほうがいいよ、という話をしました。医者は8割正しくて、残りの2割であってもそこで修正が効くのだから。
でも、そもそも最初にかかった医者が信用できるかどうか、分からないじゃないか、というツッコミが入りそうです。確かに、その先生が困った医者だったら、何度も受診していたら「ドツボ」状態ですよね。
そこで、今回はものすごく簡単にできる、「よい医者の見分け方」をこっそりあなたにお教えしましょう。とても簡単ですし、相手の医者にも「見分け方」を調べられているかどうか、気づかれることもありません。優れものの吟味法です。
それはですね、お薬の話をするときに、ちょっと困った顔で、
「私の飲んでいる薬はですね、ええっとあのアムロなんとか、、、」
と言ってみればいいんです。別にアムロ何とかでなくても、みなさんがいつも飲んでいる薬、あるいはときどき飲んでいる薬の頭文字3つくらいでかまいません。リピト、なんとか、、、アマリ、なんとか、、、、レンド、なんとか、、、ルル、、、、ルルはだめか。
で、「よい医者」ならば喜んで、「ああ、アムロジンですね。血圧の薬ですね」みたいに説明してくれます。「ダメな医者なら」うるさそうな顔をして、話を遮ったり、別の話題にされる可能性が高いです。判定基準は、
喜んでくれるか
うっとうしそうな態度になるか
です。
良心的な医者は、患者さんが自分のお薬をきちんと管理してくれることを希望しています。残念ながら、日本の患者さんは世界の中でも極めて異常な患者さんです。自分の飲んでいる薬の名前や、その目的を知らない人がとても多いのです。ぼくはいろいろな国の患者さんをあちこちで見て来ましたが、自分の飲んでいる薬のことにこんなに無知な国民は日本人がダントツです。
まあ、これは日本の患者さんが医者を全面的に信頼してくれている、という証でもあるので、必ずしも悪いことばかりではないんですが。逆の極端も問題で、処方薬についてネットでものすごく調べてくる患者さんもいます。ネット情報は玉石混交、虚実入り乱れています。とくに問題なのが薬の副作用。あれやこれやの書き込みで「この薬でこんなにひどい目にあった」というエピソードが語られています。でも、冷静になって考えてみれば、それは「何かあった」から書き込むのであり、副作用なしで安全に薬を飲んでいる患者さんは何も書き込まないわけです。ここにネット情報のバランスの悪さが出てきます。そういう情報に踊らされて、不安で体調を崩しちゃうという、本末転倒な患者さんの例もぼくはたくさん見ています。だから、ぼくは患者さんに「ネット情報では副作用が大げさに語られがちですが、ほとんどの人は安全に飲んでいますからね。飲んでいて問題が生じたらすぐに教えて欲しいですけど、そんなに怖がることはないんですよ」と説明しています。
話がずれましたが、患者さんが積極的に薬の名前を思い出そうと努力しているのを見て、まともな医者はとても嬉しく思います。当然お手伝いしたくなります。ですから、ぱっと顔は華やいで、「それはですね、、」と説明するのです。患者への説明なんて「時間の無駄」としか考えていないケシカラン医者は、口ごもる患者を見て「うっとうしいな」と思うだけです。態度ですぐに分かります。
一度試してみてくださいね。
とはいえ!
それはそれとして、自分の飲んでいる薬くらいは把握しておきましょう。名前は暗記できなくても良いですから、お薬手帳を見て、どれが何のための薬か理解できるくらいはしておきましょう。ネットの情報は有用なものも多いですが、ガセネタも多いです。話半分くらいに付き合っておくのが賢明だと思います。
前回は、医者にかかって症状がぱっとしないとき、別の病院に行かないでおなじ医者にもう一度かかったほうがいいよ、という話をしました。医者は8割正しくて、残りの2割であってもそこで修正が効くのだから。
でも、そもそも最初にかかった医者が信用できるかどうか、分からないじゃないか、というツッコミが入りそうです。確かに、その先生が困った医者だったら、何度も受診していたら「ドツボ」状態ですよね。
そこで、今回はものすごく簡単にできる、「よい医者の見分け方」をこっそりあなたにお教えしましょう。とても簡単ですし、相手の医者にも「見分け方」を調べられているかどうか、気づかれることもありません。優れものの吟味法です。
それはですね、お薬の話をするときに、ちょっと困った顔で、
「私の飲んでいる薬はですね、ええっとあのアムロなんとか、、、」
と言ってみればいいんです。別にアムロ何とかでなくても、みなさんがいつも飲んでいる薬、あるいはときどき飲んでいる薬の頭文字3つくらいでかまいません。リピト、なんとか、、、アマリ、なんとか、、、、レンド、なんとか、、、ルル、、、、ルルはだめか。
で、「よい医者」ならば喜んで、「ああ、アムロジンですね。血圧の薬ですね」みたいに説明してくれます。「ダメな医者なら」うるさそうな顔をして、話を遮ったり、別の話題にされる可能性が高いです。判定基準は、
喜んでくれるか
うっとうしそうな態度になるか
です。
良心的な医者は、患者さんが自分のお薬をきちんと管理してくれることを希望しています。残念ながら、日本の患者さんは世界の中でも極めて異常な患者さんです。自分の飲んでいる薬の名前や、その目的を知らない人がとても多いのです。ぼくはいろいろな国の患者さんをあちこちで見て来ましたが、自分の飲んでいる薬のことにこんなに無知な国民は日本人がダントツです。
まあ、これは日本の患者さんが医者を全面的に信頼してくれている、という証でもあるので、必ずしも悪いことばかりではないんですが。逆の極端も問題で、処方薬についてネットでものすごく調べてくる患者さんもいます。ネット情報は玉石混交、虚実入り乱れています。とくに問題なのが薬の副作用。あれやこれやの書き込みで「この薬でこんなにひどい目にあった」というエピソードが語られています。でも、冷静になって考えてみれば、それは「何かあった」から書き込むのであり、副作用なしで安全に薬を飲んでいる患者さんは何も書き込まないわけです。ここにネット情報のバランスの悪さが出てきます。そういう情報に踊らされて、不安で体調を崩しちゃうという、本末転倒な患者さんの例もぼくはたくさん見ています。だから、ぼくは患者さんに「ネット情報では副作用が大げさに語られがちですが、ほとんどの人は安全に飲んでいますからね。飲んでいて問題が生じたらすぐに教えて欲しいですけど、そんなに怖がることはないんですよ」と説明しています。
話がずれましたが、患者さんが積極的に薬の名前を思い出そうと努力しているのを見て、まともな医者はとても嬉しく思います。当然お手伝いしたくなります。ですから、ぱっと顔は華やいで、「それはですね、、」と説明するのです。患者への説明なんて「時間の無駄」としか考えていないケシカラン医者は、口ごもる患者を見て「うっとうしいな」と思うだけです。態度ですぐに分かります。
一度試してみてくださいね。
とはいえ!
それはそれとして、自分の飲んでいる薬くらいは把握しておきましょう。名前は暗記できなくても良いですから、お薬手帳を見て、どれが何のための薬か理解できるくらいはしておきましょう。ネットの情報は有用なものも多いですが、ガセネタも多いです。話半分くらいに付き合っておくのが賢明だと思います。
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