これもお送りいただく。感謝。
池田先生は遺伝子が全てを決定するという唯「遺伝子」論とでも呼ぶようなものには以前から否定的であった。ドーキンスのセルフィッシュ・ジーンなどにも反対だった。遺伝子ですべて説明できる恋愛論みたいな本はもちろん、論外(もしそうなら、少なくとも男は一夫多妻にしたほうが「遺伝子を残す」という観点だけなら有利なはずだけど、そういうオプションを摂る射界のほうが少ないですよねえ)。
ネオダーウィニズムは細菌のような単細胞生物には通用するが、多細胞生物の大進化には適応できない。遺伝子だけでは形質の多様性を説明できないということを、最新の分子生物学、発生学などのデータを駆使して説明されるが、僕は素人なのでこれ以上語るとボロが出る。池田先生の本なので奇想天外な「大きなピクチャー」が示される本かと思いきや、本書はがちがちのデータを駆使したオーソドックスな作りの本であった。
僕はかつて発生学はわりとまじめに勉強していた時期があったので、ホックス遺伝子のところとかは楽しく読んだのだった。
池田先生は遺伝子が全てを決定するという唯「遺伝子」論とでも呼ぶようなものには以前から否定的であった。ドーキンスのセルフィッシュ・ジーンなどにも反対だった。遺伝子ですべて説明できる恋愛論みたいな本はもちろん、論外(もしそうなら、少なくとも男は一夫多妻にしたほうが「遺伝子を残す」という観点だけなら有利なはずだけど、そういうオプションを摂る射界のほうが少ないですよねえ)。
ネオダーウィニズムは細菌のような単細胞生物には通用するが、多細胞生物の大進化には適応できない。遺伝子だけでは形質の多様性を説明できないということを、最新の分子生物学、発生学などのデータを駆使して説明されるが、僕は素人なのでこれ以上語るとボロが出る。池田先生の本なので奇想天外な「大きなピクチャー」が示される本かと思いきや、本書はがちがちのデータを駆使したオーソドックスな作りの本であった。
僕はかつて発生学はわりとまじめに勉強していた時期があったので、ホックス遺伝子のところとかは楽しく読んだのだった。
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