よく、アメリカの新聞は科学記事が優れていて、日本の新聞とは比べ物にならない、と僕は言うが、それはあくまでクオリティー・ペーパーの話。タブロイドはもちろん非常にレベルが低いし、雑誌も「タイム」のような有名なものですら科学記事は扇情的で「はあ?」というものも多い。
アメリカの科学本やビジネス本も玉石混合で、素晴らしいものもあれば、なんだかなあ、というものも多い。特にサイエンティスト自身ではなくライターが書いたものはお粗末なものが多く、サイドストーリーで適当にごまかして「読み物」としてはまあ面白くしているのだけれど、、、みたいなものも多い。
本書もゲーム理論そのものについてはあまり触れておらず、むしろサイドストーリー満載で読んでちょうだい、という感じの本であった。サイドストーリーを読み飛ばしていたら1時間以内に読破してしまったというなんだかなあ、の本である。実際に大事な「ミニマックス法」「混合戦略」、「利得行列」、「ナッシュ均衡」、「囚人のジレンマ」などに注目すると半分以上がサイドストーリーナことが分かる。そのあとは、社会物理学とか、心理歴史学へと通じる著者の無理やりな応用論となる。なんとか理論でなんでもできる、、、という全能性を謳って(あるいはほのめかして)しまうと、アメリカの多くのビジネス本のエピゴーネンになってしまう。これであなたもチョメチョメできる、、、、そのエピゴーネンも日本にはとても多いが、こういう語り口はそろそろみんな飽きてこないのだろうか。
ちなみにサイドストーリーばかりで内容がないのは日本の新聞社説や「天声人語」もそうですね。中国の故事来歴でうんちくを披露するけど、「だからなに?」みたいな通俗的な一般論で終わってしまう。あれもそろそろ飽きません?やめません?僕はもううんざりだけど。
アメリカの科学本やビジネス本も玉石混合で、素晴らしいものもあれば、なんだかなあ、というものも多い。特にサイエンティスト自身ではなくライターが書いたものはお粗末なものが多く、サイドストーリーで適当にごまかして「読み物」としてはまあ面白くしているのだけれど、、、みたいなものも多い。
本書もゲーム理論そのものについてはあまり触れておらず、むしろサイドストーリー満載で読んでちょうだい、という感じの本であった。サイドストーリーを読み飛ばしていたら1時間以内に読破してしまったというなんだかなあ、の本である。実際に大事な「ミニマックス法」「混合戦略」、「利得行列」、「ナッシュ均衡」、「囚人のジレンマ」などに注目すると半分以上がサイドストーリーナことが分かる。そのあとは、社会物理学とか、心理歴史学へと通じる著者の無理やりな応用論となる。なんとか理論でなんでもできる、、、という全能性を謳って(あるいはほのめかして)しまうと、アメリカの多くのビジネス本のエピゴーネンになってしまう。これであなたもチョメチョメできる、、、、そのエピゴーネンも日本にはとても多いが、こういう語り口はそろそろみんな飽きてこないのだろうか。
ちなみにサイドストーリーばかりで内容がないのは日本の新聞社説や「天声人語」もそうですね。中国の故事来歴でうんちくを披露するけど、「だからなに?」みたいな通俗的な一般論で終わってしまう。あれもそろそろ飽きません?やめません?僕はもううんざりだけど。
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