感染症学会ガイドラインは大きな反響を呼んでいるようです。よいことです。
WHOやCDCの言うとおりに必ずしもしなくてもよいのです。オーストラリアはオーストラリア、イギリスはイギリスで独自の方針を示しています。正々堂々と自己の主張を示し、批判を受け、直すべきは直していけばよいのです。だから、各論的には異論もある感染症学会ガイドラインを僕はかなり前向きに好意的に受け止めています。自分と意見が異なるのは、別に悪いことではない。
特に、健康な方に対する抗インフルエンザ薬の使用の有無はエビデンスのない状態でノギロンなので、水掛け論、信念論争になりがちです。こういうところで何万回議論してもどうせ結論は出ないのですね。議論の仕方、は大事です。
さて、そこで感染症学会には3つの提案をしたいです。
1.制作者の氏名を公表する。これは今の時代、常識です。
2.彼らのconflicts of interestを公表する。これは大事です。そうしないと、「製薬メーカーの利益を主導するために薬を使えと言った」とない腹を(ないことを祈ってますが)探られるからです。自らの正当性を主張するには情報公開しかないのです。
3.ガイドラインの英語版公表。
これらがもたらすものは、感染症学会ガイドラインのcredibilityの上昇、それだけです。受けない理由はないはずですが、もし断るとすれば、、、、???
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