評判のチャイルド44を読みました。作者は私よりずっと若い方ですが、すごい筆力ですね。
以下、ネタバレありなので、、
スターリン時代のソ連。矛盾を抱えつつも職務に忠実で人間味もある主人公。それを支える美しくて優しい妻、、、と思いきや!このひっくり返りが非常に面白かったです。
ただ、後半はけっこう雑だったなあ。犯人も意外に分かりやすいひとだったし、実は肉親?みたいなのも無理矢理な展開。ライバルとの対峙、妻や両親との和解もあれだけ前半どきどきの葛藤があった割にはさらっと解決されました。
それでも正義に準じる、、、というテーマはダークナイトでも観られましたが、この映画の方がずっとハートに響きました。
旧ソ連時代を描写したもので私が一番好きなのは、チャーリーマフィンシリーズですが、こちらのほうがずっと面白かったなあ。「消されかけた男」は最後の最後の最後までどきどきですよ。
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