今年のベストは奇跡のリンゴ!なんて言った直後にすごい本を読んでしまいました。
コンテンツ的には奇跡のリンゴの勝ちですが、本としてはこちらのほうがどう考えても上だなあ、、、、吟味しないでものを言うのはよしにしなければ、、反省です。2008年は反省ばかりの年でした、、、
赤めだかの立川談春さんは私とほぼ同世代の昭和41年生まれです。すごいですねえ。
これを読め、と送ってきたのは両親です。それで、私は気になったフレーズのあるページの角を折る癖があるのですが、あるページで折ろうと思ったらすでに折り跡がありました。あれは母だったのか、父だったのか。
談志家元が談春に教えます。
「お前に嫉妬とは何かを教えてやる。己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。だがそんなことでは状況は何も変わらない。よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいの云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
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