本音を言うと、学会だのパーティーだのは苦手です。それでも勉強になるので参加していますが、、、、
さて、たまたまケネディーセンターでWomen in Jazzという企画をやっていたとワシントンポストで見つけたので、早速チケットを予約して行ってみました。ケネディーセンターに最後に行ったのは、確か1995年くらい。小澤征爾がタクトを振っており、チャイコフスキーの何とか、、、でした。クラシックは弱いので覚えていませんが。クラシックは、、というと他が強そうですが、他も等しく弱いです。
最初に、無料のWomen in Jazz competitionをみました。ジャズのコンテストをみるのはこれが初めてです。今年のテーマはサクソフォンで、5人の女性が最終選考に残っていました。曲を聴いて、「あ、このひとが優勝だな」と誰もが感じたであろう、Hailey Niswangerが優勝でした。この人のサックスはすごいです。客がみな乗っていました。美人だし、今後売れると思います。注目です。
次いで、シアターでコンサート。会場はほどよい狭さで、ジャズ向きでした。客はほとんど高齢者。なんか、アメリカのジャズってファドとかシャンソンとか演歌みたいな立ち位置なんでしょうかね。ジャズはむしろ、日本、フランス、スウェーデンなど外国で評価が高いように思います。去年ビレッジヴァンガードにいったときも客は少なく、日本の観光客が多かったし。そういえば、日本の演歌もそうか?
Helen Sungは中国系のジャズピアニストですが、モンクの作った?教育機関の門下生みたいです。この人のピアノはすごかった。怒濤のピアノさばきで、大拍手、スタンディングオベーションの嵐でした。2007年のWomen in Jazz Competition Winnerです。私はピアノ弾きというとエヴァンスとかモンクとか死人しか知りませんが、生きているジャズピアニストではぴかいちでした、、、変なほめ方か。
恥ずかしながら、シーラ・ジョーダンという歌手は初耳でした。もともと、(言葉の壁もあって)ボーカルにはあまり興味がなかったこともありますが。
しかし本当にすごいです、この方。すばらしい声、ユーモアたっぷりの会話。伝説のマイルス・デイビスやチャーリー・パーカーと同時代で、マイルスの思い出を唄にしたり、自らのジャズ人生を歌にしたり、とファンサービスたっぷりです。最後に、彼女は「これまで79年半の人生で、、、」と語り会場はざわつきます。このおばさん、79歳???彼女を知る観客は「もう6回も観に行ったけど、全然声が変わっていないのよね」とのこと。すごい!スタンディングオベーションでした。私もジャズのライブで初めて涙が出ました。それぐらい感動的でした。
次いで、Sherri Maricle and Five Playでしたが、これもよかったです。あとで知ったのですが、ベースとピアノは日本人でした(Noriko Ueda and Tomoko Ohno)。ジャズの世界で日本人(女性)の活躍は本当にすごいですね。
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