毎週金曜日は、感染対策と英語についてのコラムです。
M「ついに100回まで来ました!」
I「すごいですね。月曜から金曜まで毎日続けて(途中ちょっと休んだけど)100回。我ながらよくやったと思います」
M「I先生は面倒くさい、、、じゃなかった、粘り強い人ですからね」
I「振り返ってみると、第1回のときから考えると、ずいぶん英語に親しみがでてきたでしょう」
M「英語見てもビビらなくはなりました」
I「そう、その「ビビらない」ということが大事なんです。ほとんどの学習者が「英語は無理」と最初から諦めています。でも、諦めの言葉は、挑戦してから言うべきです。やってみてダメなら仕方がありません。しかし多くはやりもしないで諦めているのです」
M「感染対策と同じですね」
I「その通り。多くの施設で「うちでは無理」とすぐに「できない理由」を説明し、現状維持に満足しようとします。でも、「できない理由」のほとんどは「克服すべき障壁」に過ぎません。見方の違いです。「障壁があるから、無理」ではなく「この障壁はどうやったら取っ払えるか、あるいは乗り越えられるか」というメンタリティーが大事なのです。もちろん、そのためには何が障壁なのか、現実を見据える能力も必要ですが(問題を見なかったことにする、現実逃避は一番ダメですね)」
M「ほんとですね」
I「英語能力には底も天井もないんです。This is a pen.くらいは荒井注でもいいますから、英語力ゼロの人はほとんどいない。逆に、どんなに英語が上手になっても、やっぱりわからない単語があったり聞き取れない会話があったりして悔しい思いをします」
M「なるほど。ところで、荒井注ってだれですか」
I「またそうやって若い世代のふりをする、、、、大事なのは自分の英語力がどのくらいあるか、ではありません。自分の英語力に満足できるか、です。満足し、これ以上はないとあきらめたら、そこで試合は終了だよ。今の自分に不満な人だけが、前進、進歩をするのです」
M「スラムダンクや〜」
I「やっぱ、世代ばれましたね」
M「でも、英語にしても感染対策にしても「現状の自分」に満足しきってるパターン、多くないですか?」
I「うん、そうですね。学会の偉い人ほどその傾向が強いのが日本の残念なパターンです。ノモンハン事件のときにロシアのジェーコフは日本の兵隊たちの優秀さに驚くと同時に、司令官の無能さをしてきしていました。上に立つほどレヴェルが下がる、はノモンハン以来の日本のお家芸です」
M「村上春樹ですね?」
I「区切りも良いので、この連載は今回でおしまいです。でも、Mさんはこれからも毎日英語を勉強し続けてくださいね。ぼくも毎日勉強します。もっと上を目指すのです」
M「半沢直樹ですね?」
I「倍返しだ!本当の戦いはこれからだ!」
M「ジャンプですね?ってこんなギャグで満足してていいんですか?終わり方不条理すぎだし」
I「まさに半沢直樹」
M「えーっ」
おしまい
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