ラインの交換は72~96時間おき? その4
Categoryとは何か。これもまたCommand+Fでcategoryで検索するとすぐに欲しいところが見つかります(ずるくないんだぞ!)。
Category IA. Strongly recommended for implementation and strongly supported by well- designed experimental, clinical, or epidemiologic studies.
Category IB. Strongly recommended for implementation and supported by some experimental, clinical, or epidemiologic studies and a strong theoretical rationale; or an accepted practice (e.g., aseptic technique) supported by limited evidence.
Category IC. Required by state or federal regulations, rules, or standards.
Category II. Suggested for implementation and supported by suggestive clinical or epidemiologic studies or a theoretical rationale.
Unresolved issue. Represents an unresolved issue for which evidence is insufficient or no consensus regarding efficacy exists.
要するに推奨の度合いとその根拠となるエビデンスの質の高さを分類してるってことです。Category Iは推奨度合いが強く、IIはまあまあ推奨ってことです。
Category IAもIBも
Strongly recommended
と書いてあります。「強く推奨」、イチオシってことです。stronglyは「強く」という副詞で、もとはstrong「強い」という形容詞です。「つおい?」と思ったあなたはバブル世代。「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ」と思ったあなたはもっと古い世代??
recommendedは長いですが、「推奨する、recommend」の過去分詞形です。
これに対してCategory IIは
Suggested
となっています。「こうしてはいかがでしょうか。あんまり根拠強くないけどね」というやや弱腰の言葉です。suggestedは「提案する、suggest」の過去分詞形です。
ちなみにCategory Cは
Required by state or federal regulations, rules, or standards
とあります。requiredはrequire(要求する)の過去分詞形。州の(state)、あるいは米国連邦政府の(federal)要求ですよってこと(ここには「根拠は微妙だけどね」というネガティブな意味が暗示されているとぼくは思います)。Regulation(規制)とかrule(規則)とかstandard(標準)とかによって、です。
最後に
Unresolved issue
ここは科学的に決着がついていないところを指します。世の中にはまだわかっていないこともたくさんあるんです。科学的な態度とは「なんでも分かってますよ」としたり顔で言うのではなく、「分かっていること」と「分かっていないこと」の区別がしっかりできていることなんですね。こういう誠実なコメントがあるのがアメリカのガイドラインの偉いところです。アメリカ人、意外に謙虚!日本のおっさんのほうがずっとふんぞり返ってないか?
I「というわけです」
M「なんか、だいぶ端折りましたね」
I「いいんです。とりあえず、当座の目標が果たせれば。全部読まなくても、だいたい分かる、で今は十分です。慌てず少しずつ実力をつけていきましょう」
M「面白くなってきやがった」
I「まくるぞう」
英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。
今日のポイント
・recommended, suggested, requiredの違いを理解しよう。
・unresolved issueは誠実さの証
今日学んだ英語:strongly, recommended, suggested, required, state, federal, regulation, rule, standard
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