著者献本御礼
タイトルは身も蓋もないものですが、本文で示唆されているように編集サイドの助平心によるものでしょう(ほんとうに多いですね、こういうの)。
「挟持」ということばは清山先生のためにあるようなもので、学生時代から本当にこの方は正統派です。彼の政治への思いと、地方議員のしくみ、実態をまとめたのが本書です。清山先生としては、昨今非常に評判の悪い地方議員の現状に忸怩たる思いで、「そういう話ばかりじゃない」と弁明したかったのでしょう。ぼくも含めて地方議員、地方議会については知らない人がほとんどだと思うので、本書はとても勉強になります。政治資金のルールもわかりやすく説明されています。
よきインサイダーは、アウトサイダーの眼を常に持ちつつ、自分の所属する「タコツボ」の最良の批判者(クリティーク)であるべき、というのがぼくの意見です。日本ではインサイダーになった途端にユルユルになる人があまりに多いので、清山先生には5年たっても10年経っても同じ眼差しで頑張っていただきたいと思っています;。
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