献本御礼。こちらはよりマニアックなコンテンツを目指す人のためのワクチン本。トラベラーズワクチン、未承認ワクチンと、さらに上を目指す人のための本。とにかく豪華メンバー。小児と成人に別れているのが本書の特徴だが、日本の小児感染症の重鎮たちがほとんどそろっている。基本的に関東のメンバーが主ですが、うちの大路先生がばしっと入っています。あと、山本先生と渡邊先生も。氏家先生がちゃんとこういうところに顔を出しているのも、なんか前進。近先生がちゃんとサーバリクスを自分に打っているのに感心しました。ぼくも機会があったら、打ってみよ。やはり患者にやることは自分でも体験してみるのが大事です。
繰り返すが、日本ではキャッチアップが「経過措置」として理解されている。しかし、決まり通りにワクチン打てない人はとても多い。日本人はわりと「しくみ」を作るのは得意だけど、そのしくみからこぼれ落ちたら知らん、となることが多い。こぼれ落ちることを前提に検討できないのだ。経過措置ではなく、システムとしてのキャッチアップ接種をぜひしくみ化してほしい。ほんと。
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