インフルエンザA(H7N9)ウイルス人感染、中国 最新情報
2013年4月13日ー2013年4月12日(17:30 中央ヨーロッパ時間)の時点で、国立健康家族計画委員会は、検査で確定したインフルエンザA(H7N9)ウイルス人感染がさらに5例追加されたとWHOに報告した。これらの例は、3例は浙江省、2例は上海からであった。
最初の患者は浙江省の66歳男性で、2013年4月8日に発症した。2例目は浙江省の74歳男性で、2013年4月6日に発症した。3例目は浙江省の54歳女性で、2013年4月3日発症した。4例目は上海の53歳男性で、2013年4月3日に発症した。5例目は上海の86歳男性で、2013年4月3日に発症した。
さらに、すでに報じた上海の患者一名が死亡した。これまでのところ、中国で43患者が検査でインフルエンザA(H7N9)ウイルスが確認されている。11名は死亡した。確定例との濃厚接触者は1000人以上丁寧にモニターされている。
中国政府は積極的に本件を調査しており、疾患サーベイランスを強化した。最近報告された重症感染の後ろ向きな検討により、最初は分かっていなかった追加症例が見つかるかもしれない。政府間タスクフォースが正式に設立され、国立健康家族計画委員会が調整役となっている。農業省もキーとなる政府機関である。獣医学セクターも調査を強化し、感染源やウイルスのレザボアになりうる可能性を調べている。
WHOは国家当局と連絡し、本件を注意深く検討している。WHO関連の国際機関は、WHOインフルエンザ照会研究協力センターなどとの協同に集中している。情報入手と診断治療の開発、ワクチン開発に尽力している。このサブタイプのインフルエンザウイルスに対するワクチンは現在存在しない。中国のWHO協力センターによる暫定的なデータによると、ウイルスはノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル)に感受性がある。
現時点では、継続的人−人感染の存在は証明されていない。
WHOは本件に関して、入国時の特別なスクリーニングを薦めてはいない。あるいは、旅行、通商の制限も推奨しない。
疾患アウトブレイクの報告について
1.WHOは現在、検査で確定した症例について、中国国立国際健康制度中心(IHR)からの正式な報告を受け取り、情報発表を日に一回行なっている。この正式な報告と発表の後に、情報の確認を行う。公共メディアなどを通じて報告された症例について、確認情報は後に報じられるかもしれないが、そうでないこともある。
2.これまでのところ、報告された症例数は実際起きていることの一部なのか、全てなのかについては、はっきりした情報に乏しい。相対的な軽症例も現在報告されてきているが、そのような症例は見つかっていない、あるいは報告されていない可能性がある。
2.現在のような単発的な感染パターンが持続するのであれば、WHOは症例数の頻回な報告を止め、疾患アウトブレイクニュースについて、感染のパターンや症候の確率や変更に焦点を移すであろう。
“Translated, with the permission of the publisher, from Human infection with influenza A(H7N9) virus in China- update, World Health Organization 2013 http://www.who.int/csr/don/2013_04_12/en/index.html accessed 15 April 2013”
2013年4月13日ー2013年4月12日(17:30 中央ヨーロッパ時間)の時点で、国立健康家族計画委員会は、検査で確定したインフルエンザA(H7N9)ウイルス人感染がさらに5例追加されたとWHOに報告した。これらの例は、3例は浙江省、2例は上海からであった。
最初の患者は浙江省の66歳男性で、2013年4月8日に発症した。2例目は浙江省の74歳男性で、2013年4月6日に発症した。3例目は浙江省の54歳女性で、2013年4月3日発症した。4例目は上海の53歳男性で、2013年4月3日に発症した。5例目は上海の86歳男性で、2013年4月3日に発症した。
さらに、すでに報じた上海の患者一名が死亡した。これまでのところ、中国で43患者が検査でインフルエンザA(H7N9)ウイルスが確認されている。11名は死亡した。確定例との濃厚接触者は1000人以上丁寧にモニターされている。
中国政府は積極的に本件を調査しており、疾患サーベイランスを強化した。最近報告された重症感染の後ろ向きな検討により、最初は分かっていなかった追加症例が見つかるかもしれない。政府間タスクフォースが正式に設立され、国立健康家族計画委員会が調整役となっている。農業省もキーとなる政府機関である。獣医学セクターも調査を強化し、感染源やウイルスのレザボアになりうる可能性を調べている。
WHOは国家当局と連絡し、本件を注意深く検討している。WHO関連の国際機関は、WHOインフルエンザ照会研究協力センターなどとの協同に集中している。情報入手と診断治療の開発、ワクチン開発に尽力している。このサブタイプのインフルエンザウイルスに対するワクチンは現在存在しない。中国のWHO協力センターによる暫定的なデータによると、ウイルスはノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル)に感受性がある。
現時点では、継続的人−人感染の存在は証明されていない。
WHOは本件に関して、入国時の特別なスクリーニングを薦めてはいない。あるいは、旅行、通商の制限も推奨しない。
疾患アウトブレイクの報告について
1.WHOは現在、検査で確定した症例について、中国国立国際健康制度中心(IHR)からの正式な報告を受け取り、情報発表を日に一回行なっている。この正式な報告と発表の後に、情報の確認を行う。公共メディアなどを通じて報告された症例について、確認情報は後に報じられるかもしれないが、そうでないこともある。
2.これまでのところ、報告された症例数は実際起きていることの一部なのか、全てなのかについては、はっきりした情報に乏しい。相対的な軽症例も現在報告されてきているが、そのような症例は見つかっていない、あるいは報告されていない可能性がある。
2.現在のような単発的な感染パターンが持続するのであれば、WHOは症例数の頻回な報告を止め、疾患アウトブレイクニュースについて、感染のパターンや症候の確率や変更に焦点を移すであろう。
“Translated, with the permission of the publisher, from Human infection with influenza A(H7N9) virus in China- update, World Health Organization 2013 http://www.who.int/csr/don/2013_04_12/en/index.html accessed 15 April 2013”
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