神戸大学感染症内科の後期研修(フェローシップ)はモジュール制をとっており、3年間のプログラムに加えて「臨床微生物学」、「臨床薬理学(抗菌薬学)」、「臨床感染症学」、「倫理・コミュニケーション」、「感染管理学」のすべてのモジュールで「発表」(レクチャー、学会、カンファなど)、「書き物」(総説論文、まとめなど)、そして「試験」に合格しなければ卒業できません。2012年度の試験問題を公表します。プロになるにはこのくらいが要求されています、ということで、ぜひチャレンジしてみてください。
臨床微生物学 テスト 2012年度
文責 岩田健太郎
以下の問題から3問好きなものを選んで解答してください。問題をよく読んで出題の意図を理解して解答すること。字数制限はありませんが、長く書いたからといって加点はしません。
1.Streptococcus pyogenesが起こし得る疾患を「いわゆる」感染症とそうでないものに分けてまとめよ。
2.血液培養かららせん菌が検出されたときのアプローチを述べよ。
3.下痢の原因となるウイルスをまとめよ。
4.AmpC産生菌とESBL産生菌の違いをまとめよ。
5.接合菌の特徴を「臨床微生物学」の観点からまとめよ。
6.住血吸虫による感染症をまとめよ。
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