« 構成主義的診断学と、ゲシュタルト診断学 | メイン | リウマチ因子上昇は将来のRAのリスクか? »

2012/10/23

コメント

フィード コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。

先生のブログではいつも勉強させて頂いています.
腎臓内科医をしておりますが,透析患者のワーファリン使用はいつも悩みます.

血液透析患者における心血管合併症の評価と治療に関するガイドライン
透析会誌44(5):337-425,2011
では,「透析患者のワーファリン使用は原則禁忌」です.
心臓弁を人工弁に置換した場合などの,限られた状況でしか使用していないかと思います.

ワーファリンはビタミンKに拮抗するので,骨やCaの代謝に影響してしまい,血管の石灰化による動脈硬化がすすみ,心血管系疾患の発症増加に関係しているように理解していますが,非常に大雑把な話で申し訳ありません.

また,カルシフィラキシスは重篤な合併症で透析患者のワーファリン使用例に多いことは知られています.(感染を合併するので先生も御覧になったことがあるかも知れませんが...)

文章が下手であれですが,
腎疾患患者では,出血よりも怖いワーファリンの合併症があるんです,
と言いたかったんです.

この記事へのコメントは終了しました。