今は本当に便利な世の中で、アメリカの資格なのに、東京で更新試験を受けさせてくれる。こないだは内科だったが今回は感染症。そういえば、ひさびさの東京である。
東京は静かであった。ちょっとよいすし屋に行ったが簡単に予約がとれたのはいいとして、カウンター貸しきり状態だった。僕はプライベート・トークが苦手なので、板前さんとさしで話すのはつらかった。寿司は美味しかったけど。全体的に街は暗いし、音楽も少ないし、久しぶりの東京はやはり、大きく変化した東京だった。
翌日の試験会場はときどき揺れていたが、周りは気にする様子なし。このくらいはもう慣れてしまっているようだ。
試験問題は公表できないルールになっているのだけど、けっこう難しかった。更新試験だから楽勝な問題を出してくるかと思ったが、そんなことはなくてかなりマニアックな問題が多かった。専門医試験はむかしハワイで受けたけど(あのころはまだマークシートでした)、もう内容忘れたなあ。こんなに難しかったっけ?移植関係、HIV関係、国内外の旅行、動物、虫の曝露、薬理学、微生物学、薬の相互作用、感染管理など、広くて細かいことを訊いてくる。感染症以外の疾患を問う問題も多かった。「茶わん」とか、「成人静か病」とか、「上下なあ(これは苦しい)」とか、、、、更新試験は10年おきだが、アドミとかやっていて現場を離れた人だと、かなり試験勉強しないと難しいのではないだろうか?
60問のセッションが三つあり、それぞれ120分もらえる。実際には早く終われば次に進めるのは便利。すべてコンピューターで回答する。最近は、TOEFLとかみんなコンピューターですよね。最初はけっこう面食らったけど、難しい問題も消去法でけっこういけることが後から気づき(最初から気づけよ)、少しペースアップできた。
かなり集中して問題を丁寧に読まないと回答できないので、終わったときは疲労困ぱい。そうでなくても、こういう試験って、自分が専門家だし「受かって当然」という隠れたプレッシャーがある。僕は試験が苦手なたちだからかもしれないけど、疲れたよう。これから試験を受ける方、もし「茶わん」とかのお話が聞きたかったら、ご連絡くださいませ。
で、新幹線で西にもどり、今朝は再び上京。東京でいくつか仕事を片づける。往復は大変だけど、僕の場合ちゃんと自宅に帰ったほうが、ホテルに泊まるよりも精神的にベターです(なので最近は泊まりがけの出張が激減している)。それにしても、Wimaxってめちゃくちゃ便利ですね(支離滅裂なブログだ)。
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