胃の痛みに苦しむ漱石、放蕩の生活と借金に苦しむ啄木、不倫と自らのスノビズムに苦しむ鴎外、大逆事件の人々。いま、よりによってこの時期に何故こんなに苦しい人々に邂逅せねばならなかったのだろう。それでも、この漫画からは目が離せなかった。人の命のはかなさ。この明治の末期から、日本は暗澹たる時代へと突き進む。僕らはどうだろうか。ここまでこてんぱんにされながらも、案外大丈夫ではないかと思うのだが、さて。
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先生、お久しぶりです。
このたびの震災で犠牲となられた方へのご冥福をお祈りするとともに、今 まさに 復興に向けて頑張っていらっしゃる皆様へ 一、日本人として、一緒にこの難局を乗り越えていきましょう!という意志を届けたいと思います。
地震の影響で、家族が不自由な生活を強いられ、私自身も 東京にて地震や停電の影響をうけました。中国圏でも、食料や飲料など一部 品薄状態となっています。しかし、販売店での大きな混乱は無いようです。
私も含め、一人一人が、落ち着いて、冷静な意識を持つことが、大切だと感じています。
地震発生から、さまざまな問題が起こっています。放射能の問題は、原発の負の部分を、あまり考えようとしなかった私自身、反省させられるような出来事です。島根県にも原発があります。鳥取県西部で大地震が有った際にも、そこまで深くは考えませんでした。きちんと勉強し、冷静に対応できるように、関連の本をいくつか注文しました。
心配事は耐えませんが、先生のブログで元気をいただいて、目の前の患者さんへ 精一杯の対応をしつつ、遠く 被災者の方のために
生有る限り できることはしていきたいと考えています。
投稿情報: 岡山のあこです。 | 2011/03/27 14:23