「患者様」が医療を壊す

 

1月25日に発売です。これはもう読んでくださいとしか言い様がありません。リーダブルだけど中身は全然割引していない本を目指しました。うまくいくといいけど。

「患者様」という表面的な言葉にとらわれてしまうと本質的な意味を失ってしまう。本質的な意味を失うと、空疎な言葉しか口から出なくなってしまう。空疎な言葉しか口にできない大人になってはいけない。空疎な言葉がもたらすのは、ただただ疲労、疲弊、絶望、冷笑、軽蔑、憐憫の類いだからである。知らぬは憐れまれている気の毒な「大人」だけである。嫌われても、怒られても、反論されてもかまわないが、「憐れまれる」かわいそうな人だけにはなりたくないものだ。