久保田裕さんの記事である。とてもよくできている。なぜ、よくできていると思うかというと、
1.署名記事である。
2.始めに結論ありきではなく、両論併記している。レメディーが危険、みたいな安易な(そして間違った)ホメオパシー「たたき」になっていない。
3.データの信頼度について価値判断をしている(ここにこんなデータがあると吟味もせずに投げ込んでいない)。
4.成功体験は当てにならないことを看破している。
5.情報が「言っていること」ではなく、情報が「示唆していること」をきちんと分析している。
6.断定口調ではなく、長い考察となっている(これは紙ベースの新聞では困難な方法)。
7.謝罪している(すばらしい!)。
是非読んでみてください。
http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2010122800018.html
日本のジャーナリズムもまだ捨てたもんじゃないですね。朝日新聞社も立派な記者さんはたくさんいます。なのにーなーぜー(古い)。
コメント
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