critical care 2010;14:R98
ICUにおける前向き観察研究。アルビカンスを予測できるか、というもの。SOFAとSAPS IIはアルビカンスの方が高い。neutropeniaはnon-albicansが多い。ステロイド使用もやや多いか。でも事前に予測するのは無理。フランスのガイドラインではエンピリックにアゾールを、アメリカではカンディンを推奨しているが、やはりカンディンの方が良いのでは、とフレンチがシャッポを脱いだエテュディエ(でいいのかな?)。アウトカムや治療薬の言及がなかったのが残念。
gastroenterology 2008;135:459
HBV e抗原陽性患者のpegIFNalphaで52週間(100ug->50ug/wk)治療した場合の長期の予後。3年くらいフォロー。e抗原の陰性化がアウトカム。78週の時点で37% の陰性率が、3年くらいでやはり37%。長くフォローしてもあまりよくならない。ラミブジンを加えると、DNAとs抗原は少しよさそう。
Lancet 2010;375:475
人口呼吸に乗っている人をsedationするかどうかのスタディー。デンマークのシングル・センター・スタディー。ナースは1:1、18床で医者は2人。sedationありなしで比較。モルヒネは両者に使う。どうしても必要ならintervention群もsedation使用。人工呼吸器とICUステイがアウトカム。sedationかけないほうがよい。死亡率も低め。せん妄はは20%vs7%。PTSDやcoronary eventsは未検討。結論は1:1看護は大事、、、?
Arch Intern Med.2010;347
肺炎球菌尿中抗原のCAPの有用性。スペインの入院患者が対象、検査の仕方は任意。CAP中肺炎球菌は36.1%。そのsens/spec/pLR/nLRは予想通り。尿中抗原だけ中、75例中41例で尿中抗原を根拠にde-escalation(?)して全員治った、、、
先生 こんにちは。
数年前に、恐らく梅毒感染によると考えられる不可逆的な脳神経障害を来した40代の男性を担当させていただきましたが、早期発見治療されていれば、そのようなことはなかったのでしょうか。。。
「www.update.com uptodate”neurosyphilis”」は、情報源として、どれほどの信憑性があるのでしょうか。不勉強な私が悪いのですが、よくわからないなと思いつつ調べていると、先生のブログはどんどん先に進んでいって、さすが先生!と、改めて感じました。
lancetやNEJMなど、有名な雑誌を読んで、それをすぐに臨床に結びつけられない、力量不足の自分がいますが、できる範囲で少しずつやっていきたいと思います。
投稿情報: あこ | 2010/11/30 19:53