・3歳以下では菌血症の頻度が高く、適応は高い。
・感染巣が明確でないことが多く、その場合にも必要。
・小児における血液培養の適正な血液量とセット数
総血液量ml 採血量ml セット数 総採血量ml 採血量/総血液量の割合(%)
体重1kg以下50−99 2 1 2 4
1.1−2 100−200 2 2 4 4
2.1-12.7 >200 3? 2 6 3
12.8-36.3 >800 10 2 20 2.5
>36.3kg >2200 20 2 40 1.8
ポイントは、血液培養は体重1kg以下でも必要なこと、1.1キロあれば2セット必要なこと、36.3kgより大きければ大人と同じ採血量(40ml)なことである。
・採血量が小さい場合、嫌気ボトルは必要ないことが多い。
・例外は、口腔内感染、慢性副鼻腔炎、脳膿瘍、ヒト咬傷、レミエール症候群、腹腔内感染、肛門周囲の蜂窩織炎、潰瘍、ステロイド高容量服用中の好中球減少時発熱(腹部所見がマスクされるリスクあり)、前期破水18時間以上、母胎絨毛羊膜炎。
・抗菌薬が入る前に2セット。1セットとって抗菌薬入れて、次の日もう1セットはダメ。
参考 齋藤昭彦 ONE POINT MEMO 臨床検査ひとくちメモ モダンメディア 56巻4号 2010
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