Googleドキュメントのおかげでチームの文書管理は楽になったが、備忘録のためにここにも
学生さんの発表
Effectiveness of five different approaches in management of urinary tract infection: randomised controlled trial
BMJ 2010 vol. 340 pp. c199
非妊婦女性のUTIに対する5つのアプローチを評価したRCT。症状と抗菌薬使用がアウトカム。症状改善に差はなく、試験紙、尿検、抗菌薬を遅らせると抗菌薬使用は減る。48時間以上待つのはよくない。尿検査ができないようなプライマリ・ケアのセッティングではテストテープでもOKか。尿検査が出来ないような大学病院のセッティングでは?
Randomized, multicenter trial of antibiotic prophylaxis in elective colorectal surgery: single dose vs 3 doses of a second-generation cephalosporin without metronidazole and oral antibiotics
Arch Surg
2007 vol. 142 (7) pp. 657-61
短期研修のA先生のプレゼン。大腸癌の予防抗菌薬は1回か3回かという日本のがんセンターからの発表。使ったのはセフメタゾール。皮膚のSSIは3回のほうが少ない。ARRで10%くらい減る。評価者が主治医(attending)なのとか、3時間後の追加投与が術中にないことなどが突っ込みどころ。まあ手術は3時間以内の方が多いので、、、フラジール点滴の意義も議論されている。
Comparison of 2 doses of liposomal amphotericin B and conventional amphotericin B deoxycholate for treatment of AIDS-associated acute cryptococcal meningitis: a randomized, double-blind clinical trial of efficacy and safety
CLIN INFECT DIS
2010 vol. 51 (2) pp. 225-32
クリプトコッカス髄膜炎の治療におけるリポアムホテリシンとデオキシコレートを比較する古典的な論文。治療効果は同じ。副作用は3mg/kgのリポが(6mg/kgやデオキシコレートより)いちばん少なかった。データは1995-1998年までのもの
Beta-blockers may reduce mortality and risk of exacerbations in patients with chronic obstructive pulmonary disease
Arch Intern Med
2010 vol. 170 (10) pp. 880-7
COPDの患者にβブロッカーを用いるとむしろ予後はよい?というコホート研究。オランダはGPのデータベースがこんな素晴らしいのがあるんですね。僕がよく理解していないpropensity scoreでバイアスを調節。
How many lumens should be cultured in the conservative diagnosis of catheter-related bloodstream infections?
CLIN INFECT DIS
2010 vol. 50 (12) pp. 1575-9
CRBSIの血液培養はどこまでのルーメンで行く?全てのルーメンから、、、というスタディー
ダブル、トリプルルーメンでは1ルーメンからのみ培養だと15ー20%以上見逃してしまう。
コメント
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