Hospital acquired infections due to Gram negative bacteria
- Peleg et al. NEJM 2010;362:1804
- 2002年には米国で170万の院内感染。100入院注4.5
- 99,000人の死亡
- 米国6番目の死亡原因。ヨーロッパでも似たような、、、
- 50億から100億ドル年間に必要。
- 3分の1は予防可能
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- 耐性は増え、新薬はできていない。GNRには特に問題。
- GNRは院内感染の30%の原因。
- VAP, UTIが多い。
- ICUでは感染の70%!
- 原因菌内訳はアペンディックスに content.nejm.org—1 <http://content.nejm.org/cgi/data/362/19/1804/DC1/1>
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- 肺炎
- 米国ではVAPが多い。
- 48時間以上で、10−20%発症
- 緑膿菌、アシネトバクター、腸内細菌群が問題
- それぞれ26.4%、36.8%がカルバペネム耐性。
- ギリシャではICUで85%がカルバペネム耐性。マンマミーア
- ポリミキシン耐性も
- 入院、抗菌薬暴露、透析があればリスク高いが、リスク因子にはさらなる研究が必要。
- 診断が大事
- アンチバイオグラムが大事。
- 培養とde-escalationが大事。
- 8日間治療。15日が必要になるのはnon-fermenters
- 予防のバンドルアプローチを
- 定量培養が大事だが、アウトカムとの関連は不明
- CRP, PCT, sTREM-1も使える、、、?
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- 血流感染
- CRBSIの30%が米国ICUではGNR
- クレブシエラは27.1%3世代セフェムに耐性。10.8%はカルバペネム耐性
- ヨーロッパの一部ではこれ以上に悪い。
- KPCは問題。
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- UTI
- カテでリスクは5−10%/日増える
- 泌尿器のオペ前でasymptomatic bacteriuria治療。免疫抑制でも考慮?
- 大腸菌が多い。
- 米国ではSHV, TEMのESBLが多い。
- 世界ではCTX-M, とくにCTX-M-15
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- エビデンスに基づく病院内感染予防
- ハンド・ハイジーン
- 教育
- システム
- 口腔ケア
- ベッドアップ
- 挿管しなくて良いなら、しない
- サーベイランス
- 気管チューブの上をサクション、in-line tube
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- 治療は、ローカルデータが大事。
- polymyxins (colistin and polymyxin b)耐性は、セラチア、プロテウス、ステノ、セパシア、フラボバクテイルム
- 適切な投与量はいまだ不明
- 1日1回だと、耐性菌、毒性から問題との動物モデル。1日数回に分けた方がよい。
- チゲサイクリンはESBLやカルバペネム耐性菌でもOK。アシネトバクターやステノもいける。緑膿菌やプロテウスはだめ。
- 尿中濃度は低いので、UTIにはダメ。
- VAPでは、イミペネムより効果が低い。Wyethのプレスリリース。文献45
- 血流感染でも血中濃度が低いので、微妙。
- monotherapy?combination?最近はcombinationに耐性菌対策から再度注目できている。
- 感受性分かっているときは、どちらも効果は同じ(シナジーはあまりない)。
- ただし、(のう胞性線維症の)緑膿菌感染に対するアミノグリコシドは、むしろモノセラピーより悪い。
- 点滴の時間を延ばす、吸入もあり。colistimethate sodiumを準備してすぐ使用することが肺毒性予防に。
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