ひさしぶりに仕事以外の話題を
昨夜はサッカー日本代表とチリのAマッチでした。日本の出来がとても良かったです。チリも個々の力は決して弱くなく、日本も崩されかけましたが、よくしのぎました。前回の同じカードよりはずっとよかったです。縦への突破が効果的でした。これまではパスはつながるけど得点の可能性が見えない、というサッカーだったので、一つ進歩したと思います。
その、縦への突破が世界一破壊力のあるマンチェスターユナイテッドはバルセロナに完敗でした。まったく勝てる空気が見いだせず、後半ロナウドやスコールズたちが要らないファウルをし出したところで自ら勝機を放棄した形になってしまいました。それにしてもバルセロナは素晴らしいチームです。シャビ、イニエスタがとくに効いていました。いつも効いているのですが。それと、何と言っても今年のバルサがいつものバルサと違うのは守備の強さと思いました。ManUは自分たちの槍をほとんど突き立てることが出来ませんでした。
まあ、もともとManUは中盤構成力の強いヨーロッパのチームに弱いのです。やはり中盤のスキルは(最近強くなったとは言え)プレミアは少し劣るのでしょう。過去にも、ジダンが全盛期のレアルや、モウリーニョ時代のポルトに似たような形で完敗しました。(全盛期ならともかく)ギグス、スコールズ、フレッチャー、アンデルソン、パクチソン、キャリックなど、みなプレミアでは通用するのですが、バルサと比べるとかなり落ちて見えてしまいます。前線と守備はほぼ互角だったので、ここの差が勝負を分けたと思いました。
古い話ですが、1991年にカップウィナーズカップ決勝で両チームが対戦したとき、ManUは完全にアンダードッグでした。あのときぼくはまだ十代でイングランドに住んでいて、マーク・ヒューズの得点やブライアン・ロブソンのアシストに興奮したものでした。隔世の感があります。
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