どうもTypepadの調子が悪く、Facebookへのリンクが繰り返し切れ、本の紹介もできない。問い合わせると「他の案件が多すぎて、それどころではない」とのけんもほろろの対応である。ま、確かに多忙で過労で体調不良のSEさんは多いそうなので、ここはのんびり待つしかない。
で、それはともかく。新刊がでました。
本書のメッセージは2つしかない。「医療者はすべて英語を習得せねばならない」「医療者はすべて英語を習得できる」である。
では、なぜすべての医療者は英語を習得すべきなのか。
どうして、すべての医療者が英語を習得できる、などと断言可能なのか。
それは、本書を読めば分かる、、、のですが、それではあまりに不親切なので、後者についてのみ付言しときます。
「こんなことできっこない」のほとんどが思い込みなのは、海外の事例を見ればすぐ分かる。
例えば、「女性には医師は無理だ」という暴論は、OECD加盟国がすべて日本よりも多くの女性医師を雇用しており、女性医師の方が医療のアウトカムもよいという数々のデータがあることから反証できる。日本社会の医療現場が女性にやたらアゲンストなだけで、それは女性たちの能力不足とは関係ないのだ。
海外の事例を見ればすぐ分かるのだが、そのためにも英語は必須だ。海外の情報は殆ど日本語でできていないからだ。暴論を述べないためにも、英語の習得は役に立つ。
で、外国の医療者たちの英語力が軒並み日本のそれよりも高いことを、海外の事情をよく知っている人はみな知っている。
もちろん、英語が苦手な医療者も海外には多い。しかし、それは日本の比ではない。とくに、医者。医者で英語が全くできないというのはほとんど論外と言っても良い。
中国や韓国やタイやインドネシアやマレーシアやシンガポールやカンボジアといったアジアの国々と交流を持つと、さらに日本医療者、特に医者の英語力不足が突出して目立つのが分かる。
しかし、日本人が遺伝子レベルで英語力において突出して劣っているという事実をぼくは知らない。おそらく、そんな事実はない。だから、この問題は克服不可能な難題ではなく、克服可能な乗り越えるべき問題だ。
では、どうやって?
それは、今度こそ本書をお読みいただければ、分かる。まあ、分からない人もいるかもしれないけど、それはそれで仕方がない。
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