毎週金曜日は、感染対策と英語についてのコラムです。
M「先生、昨日はアニメを見ましたが、NEJMのアニメ、ちょっとイマイチですよね。隠居してる宮﨑駿さんとかに監修してもらったほうが良いのでは、、、」
I「どんだけ制作費かかるかわかんないでしょ。ていうか、宮崎さんだと完成度追求して、作るのに何年もかかりそう。速報性も大事なので、、、、でも、学術誌でああやって分かりやすいサマリーを作ってるのはすごいですね。NEJMが一般の方にも医学知識を普及しようとしているからだと思います」
M「確かに。日本の学術誌だと、部外者お断り、的な印象ですもんね」
I「そう。だからアメリカはジャーナリストとかも論文けっこう丁寧に読み込んで記事にしてます。日本のメディアみたいに大本営発表のコピペじゃありません」
M「ふうむ。ところで、英語のアニメは聞き取りが大変なんですが、リスニング能力は私たちには必要ないんじゃないんですか」
I「それは違う、というのが僕の意見です。語学力は総合的なもので、聞く、書く、話す、読むはすべて連動してるんです。だから、「ぼくはリスニングは得意なんだけど、スピーキングがね」なんて言う人はほとんどリスニング能力も高くありません。全部高めることで、初めて個々の能力も「本当の意味で」伸びるんです。能力の高さは自分の満足度を満たしてるかどうかで判定しますが、合格ラインを下げてしまえば「このへんでおれはできてる」と勘違いしています。自己評価は厳しくなくっちゃね」
M「感染管理と同じですね。「うちの感染対策、ちゃんとできてますよ」って施設にできてる施設はゼロですもんね。加算とってるくらいで満足しちゃだめや」
I「毒舌〜、でもおっしゃるとおり〜」
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