A(H7N9)鳥インフルエンザウイルスの人感染でよくある質問(FAQ)、中国
最新更新日 4月26日
注意。これは以前のバージョンに優先します。新しい情報が入り次第、提供します。
1.インフルエンザA(H7N9)ウイルスって何?
イ ンフルエンザAH7ウイルスはインフルエンザウイルスの一種で、鳥の間を行き来するのが普通です。インフルエンザA(H7N9)ウイルスはH7ウイルスと いう大きなグループに属する小グループです。H7ウイルスの中には、ときどき人に感染するものもあります(H7N2,H7N3,さらにH7N7)、 H7N9ウイルスによる人感染は中国からの最近の報告まではありませんでした。
2.インフルエンザA(H7N9)ウイルス人感染の主な症状はなんですか?
これまでのところ、この感染症の患者は重症の肺炎を起こしています。症状としては、発熱、咳、息切れが含まれます。しかし、インフルエンザA(H7N))ウイルス感染が起こしうる病気の全体像はいまだ不明です。
3.これまでのところ、中国で報告されたインフルエンザA(H7N9)ウイルスの人感染例はいくつ報告されているのですか?
新しい症例が報告され、日々まとめられています。症例の最新情報についてはDisease Outbreak Newsに掲載しています。http://www.who.int/csr/don/en/index.html
4.なんでウイルスは今になって人に感染しているのでしょう?
こ の質問に対する答えを私たちはまだ持っていません。これらの人感染の源泉もまだ分かっていないからです。しかし、これらのウイルスの遺伝子分析によると、 このウイルスは鳥のウイルスから変化したもので、哺乳類の中でも増幅できるよう適応しているようなのです。
5.これまでの世界のH7インフルエンザウイルス人感染について分かっていることはなんですか?
1996 年から2012年まで、H7インフルエンザウイルス(H7N2,H7N3, H7N7)人感染はカナダ、イタリア、メキシコ、オランダ、イギリス、アメリカで報告されてきました。ほとんどの感染症は家畜の鳥類に関連していました。 感染は主に結膜炎、軽い上気道症状で、例外として一例死亡例があり、これはオランダで起きました。これまで、H7インフルエンザウイルス人感染の報告は中 国ではありませんでした。
6.インフルエンザA(H7N9)ウイルスはインフルエンザA(N1N1)やA(H5N1)とは違うんですか?
はい。3つとも全てインフルエンザAウイルスですが、それぞれ異なります。H7N9とH5N1は動物のインフルエンザウイルスと考えられており、ときに人に感染します。H1N1ウイルスは通常人に感染するものと、通常動物に感染するものに分けられます。
7.インフルエンザA(H7N9)ウイルスはどのように人に感染したのでしょう?
現段階では、どのように人が感染したのかはわかっていません。確 定例には、動物との接触や、動物環境との接触が確認されています。ウイルスは症例が報告された近くの生きた鳥のマーケットで、鶏、アヒル、飼育繁殖させているハトから見つかっています。動物から人への感染の可能性を検討しているところです。人から人への感染についても同様です。
8.インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染をどのようにして予防したらよいでしょう?
感染源や感染経路は不明ですが、基本的な衛生手法を用いて感染を予防するのがよいでしょう。例えば、手指衛生、呼吸衛生、食べ物の安全な扱いなどです。
手指衛生
・ 手を洗いましょう。料理の前、料理中、そして料理の後に。食事の前、トイレのあと、動物や動物の排泄物を扱ったあとで。あなたの手が汚れた時も。病人の手 当をしたあとも。手指衛生はあなたへの感染を予防します(汚染された感染源に触れて感染するものを)。病院では患者さん、医療従事者などへの感染も予防し ます。
・石鹸と流水を使って見た目汚いところを洗いましょう。見た目汚くない場合は、石鹸と水で洗うか、アルコールの手指消毒薬を使いましょう。
呼吸衛生
・あなたの口、鼻を、咳やくしゃみをするとき、マスク、ティッシュペーパー、袖や曲げた肘で覆いましょう。使ったティッシュはすぐにフタの付いたゴミ箱に捨てましょう。咳やくしゃみの分泌物に触ったら手指衛生です。
9.肉を食べるのは安全でしょうか。鶏肉や豚肉のことですが。
感 染経路は不明ですが、基本的な調理の衛生原則に則るのがよいでしょう。例えば、病気の動物は食べてはいけません。その他の場合、適切に調理した肉を食べる のは安全です。充分に熱すればインフルエンザウイルスは不活化されます。火で調理した場合の通常の温度(食べ物のすべての部分が70℃に達した時、「ジュ ウジュウ音を立てて」熱い状態、「ピンク」の部分がない場合、です)であればウイルスは死んでしまいます。
発病した動物、病気のために死んだ動物は食べるべきではありません。
集団発生がある場所でも、肉類は安全に食べられます。ただし、きちんと火で調理し、適切に料理しなければなりませんが。生肉や未調理で血の混じった料理は危険ですからおすすめ出来ません。
10.肉の安全な調理法は?
生肉は常に調理され、食べる準備のできたものとは分けておきましょう。汚染を防ぐためです。まな板や包丁で生肉を扱ったものは、他の食べ物に使ってはいけません。手を洗わないままに生肉と調理済みの食べ物を扱ってはいけません。調理前に使った皿に調理済みの肉を置いてはいけません。生卵、半熟卵を使ってはいけません。こうしたものは火を通さねばなりません。生肉を扱ったあとは、手を石鹸と水でよく洗いましょう。調理器具や表面全て、生肉と接触があったら洗浄、消毒が必要です。
11.人感染例が見つかった地域で、生きた動物のいる市場や農場に行くのは安全ですか。
生 きた動物のいる市場に行くときは、生きた動物や動物が触れたものの表面に直接触れるのはやめましょう。農場に住み、豚や家禽などを食料目的で動物を飼育し ている場合は、病気や死んだ動物から子供を遠ざけておきましょう。動物同士もできるだけ離して飼育しましょう。動物が病気になったり死んだらすぐに地域当 局に届けましょう。病気になったり死んだ動物は処理して食料にしてはいけません。
12.家禽や生きた鳥のマーケットが感染源なのでしょうか。
生きた家禽が感染源であることを示すデータもありますが、生きた家禽が主な、あるいは唯一の感染源であるとは確認されていません。他の動物や環境が感染源でないという確証もありません。
13.生きた鳥のマーケットを閉鎖して、ウイルス伝播に影響が出るでしょうか。
生きた動物のマーケットは徹底的な洗浄のために短期的に閉鎖されねばなりません。全ての鳥は一時的に洗浄の間は移動されています。鳥のサンプリングと検査が生きた動物のマーケットでおこなわれ、感染鳥の除去のための早期発見が可能になっています。
生きた動物のマーケットを定期的に検査、維持し、経済的な打撃や、タンパク源へのアクセスに影響が小さくなるよう努めています。それに、鳥の取引が闇ルートに隠れ込まないようにしなければなりません。
良質な市場のプラクティスのお陰で、ウイルス伝播のリスクはとても減少できています。以下も参照してください。
http://www.who.int/foodsafety/fs_management/live_markets/en/index.html
14.鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに対するワクチンはありますか?
イ ンフルエンザA(H7N9)感染を予防するワクチンはいまのところありません。しかし、ウイルスはすでに最初に見つかったいくつかの症例から単離されてお り、特徴も分かっています。ワクチン開発の最初のステップはワクチンにするウイルスの候補を選ぶことです。WHOは他の機関と協力しながら、手に入るイン フルエンザA(H7N9)ウイルスの研究を続け、一番良いワクチン候補を見つけます。このようなワクチン候補になるウイルスはその後、必要に応じてワクチ ン製造に用いられます。
15.鳥インフルエンザA(H7N9)感染の治療法は存在するのですか?
発症 初期にこういう薬が使われると、季節性インフルエンザやインフルエンザA(H5N1)に効果があることが分かっています。しかし、現時点では、こうした薬 はH7N9感染の治療実績はわずかしかありません。インフルエンザウイルスが耐性化することもあります。
16.一般人はインフルエンザA(H7N9)ウイルスの危険があるのでしょうか?
この感染についてはよくわかっておらず、市民に広がる危険が大きいかどうかははっきりしません。この可能性については、疫学調査が必要で、現在行われています。
17.医療従事者はインフルエンザA(H7N9)ウイルスの危険があるでしょうか?
医 療従事者は感染症患者としばしば接触します。ですから、WHOは医療現場で適切な感染予防とコントロール手法が続けられるよう推奨します。そして医療従事 者の健康状態はきちんとモニターすべきです。標準予防策に加えて、インフルエンザA(H7N9)感染疑い、あるいは確定例をケアする場合、医療従事者は追 加の予防策をとるべきです(http://www.who.int/csr/resources/publications/swineflu /WHO_CDS_EPR_2007_6/en/index.html).。
18.どんな調査が始まったのですか?
自治体と国の専門家が次のような対策などをとっています。
・原因不明の肺炎症例のサーベイランスを強化。新規症例の早期発見と検査による確認
・疫学調査。疑い例のぎにや既知の症例の接触など
・獣医学専門家との協力。感染源つきとめ。
19.このインフルエンザウイルスはパンデミックの危険があるのでしょうか?
人 に感染する能力を得た動物のインフルエンザウイルスはすべて、理論的にはパンデミックを起こす可能性があります。しかし、インフルエンザA(H7N9)ウ イルスが実際にパンデミックを起こすかはわかっていません。他の動物インフルエンザウイルスもときに人に感染することがありますが、パンデミックは起こし ていません。
20.中国に旅行するのは安全ですか?
中国で見つかった症例数は非常に少ないです。WHOは中国に行くひとや中国からの旅行者に特別な手法をとることはおすすめしません。
21.中国製品は安全ですか?
現行の症例と中国製品との関連を示すものはありません。WHOは現時点では、あらゆる通商の制限をおすすめしません。
22.最近、江蘇省から飛行機で台湾に旅行した例が確認されましたが、彼は飛行中症状があったのでしょうか。
いいえ、彼は台湾に帰って3日後に発症しました。
23.同じフライトの旅客にこの確定例は感染させうるものでしょうか。
このケースで他の旅客に感染した可能性は極めて低いです。ほかの確定例での1000例以上の接触者検査でも、人人感染が確認されていません。
24.飛行機で旅行する際のWHOの推奨はなんですか。
WHOは今回のことを受けて、とくに旅行の制限を推奨しません。WHOは今後も最新情報を入手しだい提供します。
25.今回の件でのWHOの役割はなんですか。
ウイルスの出現以来、WHOは国際保健基準(IHR)に則って、メンバー国に情報を提供私的m咲いた。また、WHOは国際的なパートナーたちと協力し、グローバルな医療対応をチョウセイしています。例えば、リスクアセスメント、状況について最新情報の提供、医療専門家や医療関係の技術部門への、当座のサーベイランス、検査、感染管理、臨床マネジメントに関するガイダンスを行なっています。
WHOはメンバー国や国際的医療関係パートナーたちと今後も協力し、手に入り次第、情報をアップデートさせていきます。
“Translated, with the permission of the publisher, from Frequently Asked Questions on human infection with influenza A(H7N9) virus, China, Update as of 25 April 2013, World Health Organization 2013 http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/faq_H7N9/en/index.html accessed 30 April 2013”
最新更新日 4月26日
注意。これは以前のバージョンに優先します。新しい情報が入り次第、提供します。
1.インフルエンザA(H7N9)ウイルスって何?
イ ンフルエンザAH7ウイルスはインフルエンザウイルスの一種で、鳥の間を行き来するのが普通です。インフルエンザA(H7N9)ウイルスはH7ウイルスと いう大きなグループに属する小グループです。H7ウイルスの中には、ときどき人に感染するものもあります(H7N2,H7N3,さらにH7N7)、 H7N9ウイルスによる人感染は中国からの最近の報告まではありませんでした。
2.インフルエンザA(H7N9)ウイルス人感染の主な症状はなんですか?
これまでのところ、この感染症の患者は重症の肺炎を起こしています。症状としては、発熱、咳、息切れが含まれます。しかし、インフルエンザA(H7N))ウイルス感染が起こしうる病気の全体像はいまだ不明です。
3.これまでのところ、中国で報告されたインフルエンザA(H7N9)ウイルスの人感染例はいくつ報告されているのですか?
新しい症例が報告され、日々まとめられています。症例の最新情報についてはDisease Outbreak Newsに掲載しています。http://www.who.int/csr/don/en/index.html
4.なんでウイルスは今になって人に感染しているのでしょう?
こ の質問に対する答えを私たちはまだ持っていません。これらの人感染の源泉もまだ分かっていないからです。しかし、これらのウイルスの遺伝子分析によると、 このウイルスは鳥のウイルスから変化したもので、哺乳類の中でも増幅できるよう適応しているようなのです。
5.これまでの世界のH7インフルエンザウイルス人感染について分かっていることはなんですか?
1996 年から2012年まで、H7インフルエンザウイルス(H7N2,H7N3, H7N7)人感染はカナダ、イタリア、メキシコ、オランダ、イギリス、アメリカで報告されてきました。ほとんどの感染症は家畜の鳥類に関連していました。 感染は主に結膜炎、軽い上気道症状で、例外として一例死亡例があり、これはオランダで起きました。これまで、H7インフルエンザウイルス人感染の報告は中 国ではありませんでした。
6.インフルエンザA(H7N9)ウイルスはインフルエンザA(N1N1)やA(H5N1)とは違うんですか?
はい。3つとも全てインフルエンザAウイルスですが、それぞれ異なります。H7N9とH5N1は動物のインフルエンザウイルスと考えられており、ときに人に感染します。H1N1ウイルスは通常人に感染するものと、通常動物に感染するものに分けられます。
7.インフルエンザA(H7N9)ウイルスはどのように人に感染したのでしょう?
現段階では、どのように人が感染したのかはわかっていません。確 定例には、動物との接触や、動物環境との接触が確認されています。ウイルスは症例が報告された近くの生きた鳥のマーケットで、鶏、アヒル、飼育繁殖させているハトから見つかっています。動物から人への感染の可能性を検討しているところです。人から人への感染についても同様です。
8.インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染をどのようにして予防したらよいでしょう?
感染源や感染経路は不明ですが、基本的な衛生手法を用いて感染を予防するのがよいでしょう。例えば、手指衛生、呼吸衛生、食べ物の安全な扱いなどです。
手指衛生
・ 手を洗いましょう。料理の前、料理中、そして料理の後に。食事の前、トイレのあと、動物や動物の排泄物を扱ったあとで。あなたの手が汚れた時も。病人の手 当をしたあとも。手指衛生はあなたへの感染を予防します(汚染された感染源に触れて感染するものを)。病院では患者さん、医療従事者などへの感染も予防し ます。
・石鹸と流水を使って見た目汚いところを洗いましょう。見た目汚くない場合は、石鹸と水で洗うか、アルコールの手指消毒薬を使いましょう。
呼吸衛生
・あなたの口、鼻を、咳やくしゃみをするとき、マスク、ティッシュペーパー、袖や曲げた肘で覆いましょう。使ったティッシュはすぐにフタの付いたゴミ箱に捨てましょう。咳やくしゃみの分泌物に触ったら手指衛生です。
9.肉を食べるのは安全でしょうか。鶏肉や豚肉のことですが。
感 染経路は不明ですが、基本的な調理の衛生原則に則るのがよいでしょう。例えば、病気の動物は食べてはいけません。その他の場合、適切に調理した肉を食べる のは安全です。充分に熱すればインフルエンザウイルスは不活化されます。火で調理した場合の通常の温度(食べ物のすべての部分が70℃に達した時、「ジュ ウジュウ音を立てて」熱い状態、「ピンク」の部分がない場合、です)であればウイルスは死んでしまいます。
発病した動物、病気のために死んだ動物は食べるべきではありません。
集団発生がある場所でも、肉類は安全に食べられます。ただし、きちんと火で調理し、適切に料理しなければなりませんが。生肉や未調理で血の混じった料理は危険ですからおすすめ出来ません。
10.肉の安全な調理法は?
生肉は常に調理され、食べる準備のできたものとは分けておきましょう。汚染を防ぐためです。まな板や包丁で生肉を扱ったものは、他の食べ物に使ってはいけません。手を洗わないままに生肉と調理済みの食べ物を扱ってはいけません。調理前に使った皿に調理済みの肉を置いてはいけません。生卵、半熟卵を使ってはいけません。こうしたものは火を通さねばなりません。生肉を扱ったあとは、手を石鹸と水でよく洗いましょう。調理器具や表面全て、生肉と接触があったら洗浄、消毒が必要です。
11.人感染例が見つかった地域で、生きた動物のいる市場や農場に行くのは安全ですか。
生 きた動物のいる市場に行くときは、生きた動物や動物が触れたものの表面に直接触れるのはやめましょう。農場に住み、豚や家禽などを食料目的で動物を飼育し ている場合は、病気や死んだ動物から子供を遠ざけておきましょう。動物同士もできるだけ離して飼育しましょう。動物が病気になったり死んだらすぐに地域当 局に届けましょう。病気になったり死んだ動物は処理して食料にしてはいけません。
12.家禽や生きた鳥のマーケットが感染源なのでしょうか。
生きた家禽が感染源であることを示すデータもありますが、生きた家禽が主な、あるいは唯一の感染源であるとは確認されていません。他の動物や環境が感染源でないという確証もありません。
13.生きた鳥のマーケットを閉鎖して、ウイルス伝播に影響が出るでしょうか。
生きた動物のマーケットは徹底的な洗浄のために短期的に閉鎖されねばなりません。全ての鳥は一時的に洗浄の間は移動されています。鳥のサンプリングと検査が生きた動物のマーケットでおこなわれ、感染鳥の除去のための早期発見が可能になっています。
生きた動物のマーケットを定期的に検査、維持し、経済的な打撃や、タンパク源へのアクセスに影響が小さくなるよう努めています。それに、鳥の取引が闇ルートに隠れ込まないようにしなければなりません。
良質な市場のプラクティスのお陰で、ウイルス伝播のリスクはとても減少できています。以下も参照してください。
http://www.who.int/foodsafety/fs_management/live_markets/en/index.html
14.鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに対するワクチンはありますか?
イ ンフルエンザA(H7N9)感染を予防するワクチンはいまのところありません。しかし、ウイルスはすでに最初に見つかったいくつかの症例から単離されてお り、特徴も分かっています。ワクチン開発の最初のステップはワクチンにするウイルスの候補を選ぶことです。WHOは他の機関と協力しながら、手に入るイン フルエンザA(H7N9)ウイルスの研究を続け、一番良いワクチン候補を見つけます。このようなワクチン候補になるウイルスはその後、必要に応じてワクチ ン製造に用いられます。
15.鳥インフルエンザA(H7N9)感染の治療法は存在するのですか?
発症 初期にこういう薬が使われると、季節性インフルエンザやインフルエンザA(H5N1)に効果があることが分かっています。しかし、現時点では、こうした薬 はH7N9感染の治療実績はわずかしかありません。インフルエンザウイルスが耐性化することもあります。
16.一般人はインフルエンザA(H7N9)ウイルスの危険があるのでしょうか?
この感染についてはよくわかっておらず、市民に広がる危険が大きいかどうかははっきりしません。この可能性については、疫学調査が必要で、現在行われています。
17.医療従事者はインフルエンザA(H7N9)ウイルスの危険があるでしょうか?
医 療従事者は感染症患者としばしば接触します。ですから、WHOは医療現場で適切な感染予防とコントロール手法が続けられるよう推奨します。そして医療従事 者の健康状態はきちんとモニターすべきです。標準予防策に加えて、インフルエンザA(H7N9)感染疑い、あるいは確定例をケアする場合、医療従事者は追 加の予防策をとるべきです(http://www.who.int/csr/resources/publications/swineflu /WHO_CDS_EPR_2007_6/en/index.html).。
18.どんな調査が始まったのですか?
自治体と国の専門家が次のような対策などをとっています。
・原因不明の肺炎症例のサーベイランスを強化。新規症例の早期発見と検査による確認
・疫学調査。疑い例のぎにや既知の症例の接触など
・獣医学専門家との協力。感染源つきとめ。
19.このインフルエンザウイルスはパンデミックの危険があるのでしょうか?
人 に感染する能力を得た動物のインフルエンザウイルスはすべて、理論的にはパンデミックを起こす可能性があります。しかし、インフルエンザA(H7N9)ウ イルスが実際にパンデミックを起こすかはわかっていません。他の動物インフルエンザウイルスもときに人に感染することがありますが、パンデミックは起こし ていません。
20.中国に旅行するのは安全ですか?
中国で見つかった症例数は非常に少ないです。WHOは中国に行くひとや中国からの旅行者に特別な手法をとることはおすすめしません。
21.中国製品は安全ですか?
現行の症例と中国製品との関連を示すものはありません。WHOは現時点では、あらゆる通商の制限をおすすめしません。
22.最近、江蘇省から飛行機で台湾に旅行した例が確認されましたが、彼は飛行中症状があったのでしょうか。
いいえ、彼は台湾に帰って3日後に発症しました。
23.同じフライトの旅客にこの確定例は感染させうるものでしょうか。
このケースで他の旅客に感染した可能性は極めて低いです。ほかの確定例での1000例以上の接触者検査でも、人人感染が確認されていません。
24.飛行機で旅行する際のWHOの推奨はなんですか。
WHOは今回のことを受けて、とくに旅行の制限を推奨しません。WHOは今後も最新情報を入手しだい提供します。
25.今回の件でのWHOの役割はなんですか。
ウイルスの出現以来、WHOは国際保健基準(IHR)に則って、メンバー国に情報を提供私的m咲いた。また、WHOは国際的なパートナーたちと協力し、グローバルな医療対応をチョウセイしています。例えば、リスクアセスメント、状況について最新情報の提供、医療専門家や医療関係の技術部門への、当座のサーベイランス、検査、感染管理、臨床マネジメントに関するガイダンスを行なっています。
WHOはメンバー国や国際的医療関係パートナーたちと今後も協力し、手に入り次第、情報をアップデートさせていきます。
“Translated, with the permission of the publisher, from Frequently Asked Questions on human infection with influenza A(H7N9) virus, China, Update as of 25 April 2013, World Health Organization 2013 http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/faq_H7N9/en/index.html accessed 30 April 2013”
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