インフルエンザワクチンのシステマティック・レビュー/メタ分析
Efficacy とeffectivenessの定義って難しいですね。この場合は前者はRCT、後者は後ろ向きの試験。RT-PCRやウイルス培養を診断基準にしたのが本研究の特徴。厳密な診断基準を用いたRCTはいろいろな年齢層では行われておらず、特に高齢者に対する三価ワクチンが評価されていないのが興味深い。基礎疾患のある患者の評価もまだまだ。でも、正直言って、こんなアウトカム、臨床現場ではどうでもよいと思うんだけど。「non-specific」と称されたmortalityとかのほうがずっと重要だとぼくは思う。学的な厳密性が高いために現場での役立ちが減ってしまった、典型的なスタディー。
Lancet Infectious Diseases Oct 26, 2011
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