新型インフルエンザリスコミWSが31日、9月1日に開催される。今回で3回目。神戸市の白井千香先生や近畿医療福祉大学の勝田吉影先生、コーチングの佐々木美穂先生といったおなじみのメンバーから、神戸中央市民の林先生やFETPの具先生、そして「あの」内田樹先生など豪華メンバーがずらりと揃っている。
参加者もバラエティに富んでいて、感染症の医者から看護師、県の健康福祉事務所の職員、保健所のかた、病院長、大学の先生、企業の方など様々だ。
しかし、欠けているメンバーも。それは官僚たちだ。30日から国会なので仕方ないのかもしれないけど、一人も参加者がいないというのもどうかと思う。あれだけ総括会議でリスコミの不足を指摘されたのに、けっきょく口だけかよ、、、と思っちゃう。
リスコミというのはスキルである。「がんばります」というやる気、意欲だけで習得できるものではない。ましてや、日本にはアメリカやオランダのCDCみたいな常勤のコミュニケーションのプロが配置されているわけでもない。
たしかに、官僚の態度はとてもよくなった。とくに若手はよくなった。
しかし、リスコミは単なる態度の問題ではない。情報のコンテンツをどのように上手に扱うかという戦略的なスキルである。そこについてのノウハウについては、官僚諸氏のほとんどは恐ろしく乏しい知識と技術しか持っていない。そのことが、自分たちの立場を理解されない大きな理由になっていて、しばしば「火に油を注ぐ」状態になっているにも関わらず、だ。
だから、今回は(も)官僚諸氏にはぜひご参加いただき、共に学ぶ機会を得たいなあ、と思っていたし、声もかけていたのだ。他の領域から参加希望があると言うことは、僕らの企画がそれほど評判が悪い(ここでは学びにならない)わけでもない。厚労省に特別なリスコミスキル習得のリソースがあるとも思えない(そんなものがあれば、今が今のようになっているわけがない)。やはり、やる気ないんじゃないか、心の底ではプライオリティ低いんじゃないか、と思うより他ない。
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