今週末に「予防と抗菌薬」というお題でお話しする関係で、プロバイオティクスについて調べています。日本ではほとんどがヨーグルトのような乳製品です。そこで、「トクホ」にぶち当たりました。
海外ではプロバイオティクスの臨床研究は結構行われていて、UpToDateにもまとめがあります。で、日本のトクホの臨床試験は?と思ったら「エビデンス集」というのがあるらしい。独立行政法人、国立健康・栄養研究所が作っています。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/sp_health_listA003.html
これで乳酸菌のところでヤクルトとかみるみるとかブルガリアヨーグルトとか調べてみましたが、、、
うーん、、、トクホの審査ってこんな感じ???
http://news.livedoor.com/article/detail/4458923/
いろいろ考えます。
それで思い出した。エイズ拠点病院
http://www.lap.jp/lap2/data/ks/940623.html
別にエイズの患者さんが個室に入らねばならない根拠はありませんし、こんなの医療機関であれば全てクリアできる(クリアすべき)問題です。患者のプライバシーに配慮しなくて良い病院なんてあるの(あってよいの)?
多くのエイズ患者さんは拠点病院「以外」で診断されます。診断されることをもっと流布させたいのであれば、下記のような補助金を「拠点病院だけ」に付与すること自体、政治的には稚拙な判断なのです(今もこの補助金、制度同じですか?)。
http://api-net.jfap.or.jp/mhw/document/doc_01_36.htm
http://lohasmedical.jp/archives/2009/08/post-70.php?page=1
大局的に政治的に考えるなら、拠点病院はもう廃止してもよいと思います。なんちゃって拠点病院の弊害も大きいし。真に意味のある情報公開のほうがずっと意味がある。感染症指定病院も歴史的な役割を終えたので、一部の例外を(エボラなど)除き、全廃してほしい。結核も病床要件だけが大事なのです。
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