リーダーシップについて勉強していますが、ようやく納得いく本を見つけました。
リーダーシップ論は、本書で挙げられているように、the most studied and least understoodな領域です。リーダーとはこのような感じ、という「説明」はできても、どうやったらリーダーになれるのか、という条件は全くといってよいほど分からない。ところが、多くの本はこの未知の領域を「分かったふり」をして説明してしまい、credibilityを下げてしまう。心理学や脳科学の多くの本が陥るピットフォールです。オールマイティー性を謳うと、信用性が下がる。
その辺の不確定性や多様性にためらいを覚えながら、著者はダイアログを続けていきます。リーダーシップとその周辺は見えてきますが、明快にど真ん中に断言はできません。でも、そのように語ることができない、見ることができないものがリーダーの本質なのだと彼らは考えているように思います。とても勉強になりました。
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