日本がワールドカップ出場を決めました。これはすごいことだと思います。
3試合で1勝すれば大丈夫、という条件は意外に厳しいものです。最初の試合でこけてしまうと、残り2試合で1勝と、急に楽観から悲観へと突き落とされてしまうからです。その落差に人は焦ってしまうのです。2−0で勝っているときが一番怖いのはそのためです。1点取られて2−1になると、相手は勢いづき、自分たちはいきなり余裕の点差から僅差に、実際以上の僅差に、迫られてしまい焦るのです。だから、アウェーのウズベキスタン戦で一気に勝負をつけてしまったのは、とても日本を楽にさせたと思います。厳しい条件の中で0−1の勝利は、高く評価してよいでしょう。
それにしても、中盤に中村x2、遠藤という攻撃屋さんを並べてしまった岡田監督は何を意図していたのでしょう。プラス長谷部で、なんか、ジーコ時代の黄金の中盤を思い出しました。アウェーでそれはよかったのでしょうか。好調の中村憲剛はよいとして(アシスト見事でした)、遠藤と中村俊輔はどっちか片っぽを使うと思ってました。案の定中盤の守備はすかすかで、後半は一気にゴール前まで押し込まれてやばかったように思います。まさか「あの」バルサを目指したくなったわけでもないでしょうが、、、バルサのすごさは守備のよさにこそあるのですし、、、、
とまあ、???の残る試合ではありました。ここのところ、流れの中から点を作る形が見えてきたので、そこには大いに期待なのです。目指すチームのイメージは見えてきたのです。それは決して中盤のパサーを並べることではなかったはず。
ベスト4を目指す、という日本代表ですが、その今の実力は額面通り30番台だと思います。今回は開催国でもなく、よっぽどラッキーで奇跡が連打しない限りそんなことは起きないでしょう。ともあれ、日本がWカップでバルサみたいに相手を圧倒して支配しまくって、というシナリオは書きにくいです。だから、チームを作るんだったら、たてパスの有効なカウンターアタック、すなわちManUのサッカーだと思います。昨日の中盤ではスピード感がないため、それはできない相談でしょう。さて。
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