という本が出ました。執筆者の皆さん、ご苦労様でした。まさにタイトル通りQ&Aで、きちんと踏み込めた(ところもある)と思います。
ところで、こんな序文を書いています。ちゃんとターゲットオーディエンスに伝わるかどうか、、、、
序文
学ぶということは、自らの価値観を揺さぶられることを言います。価値観を揺さぶられた私たちはその時から新しい自分になります。これを成長と呼ぶのでしょう。
自分の持っている価値観、思いこみ、先入観を揺さぶり崩されることは全然悪いことではありません。屈辱を感じて顔を赤らめたり歯ぎしりする必要もありません。むしろ、価値の揺さぶりが、快感に感じられるのが学習者の健全な態度といえるでしょう。
従って、良い医学書とは、価値を揺さぶるものであるはずです。自分の聞きたいこと、読みたいこと、持論を正当化してくれる内容だけが書いてある本ではありません。
本書も、読者の価値観を揺さぶることを試みて作られました。執筆者の揺さぶらんという魂が込められています。願わくば、本書を手にとったあなたにも、それが起きますように。
2009年3月24日 早い桜の開いた快晴の神戸にて
岩田健太郎
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