隠喩としての病い エイズとその隠喩 スーザン・ソンタグ みすず書房
学生のときに読んだ本を再読です。とても有名な本ですが、今の目で見ると文章の格調の高い割には議論はナイーブかなあ、という印象もぬぐえません。こちらもすれてしまったせいかもしれませんし、癌やエイズの隠喩そのものが変容したせいかもしれません。最近、村上春樹のノルウェイの森を再度開く機会がありましたが、やはり同じような違和感を感じたのでした。これも学生時代には感動して読んだ本ですが、、、
日本の医療制度改革がめざすもの 辻哲夫
もと厚労省事務次官が書いた日本の医療現状の概要と改革案のまとめ。現状説明としてはとてもよくできていますが、明日に進むべき道が示されているか、、というと微妙です。
本を読むペースが今年になってがくっと落ちています。たいてい、1回出張に行ったりすると新書の数冊くらいは読破するのですが。その代わり、トルストイのアンナ・カレーニナを精読しています。ゆっくりとじっくりと楽しく読んでいるところです。
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