私は自らに2ヶ月のルールというのを設けています。締め切り仕事は、デッドラインを2ヶ月繰り上げて仕事をする、というものです。
タイムマネジメントの基本は、いかに緊急かつ重要な問題を、非緊急で重要な問題にシフトしていくことだと思います。患者さんマネジメントならDVT予防や予防接種がそれにあたるでしょうし、2ヶ月のルールもそうです。締め切りを前倒ししておけば、締め切り間際に突発事が起きて焦りまくる、ということがなくなります。
と、思っていたのですが。
最近の業務量の増加はハンパではなく、とてもとてもこのルールを守ることが困難です。今日みたいな休日を使わないと原稿も提出書類も採点も全然間に合いません。締め切りを忘れてて、、、というぽかも増えてきました。だいたいいらん会議が多すぎ、、、朝から愚痴はよしましょう。
でも、本当に休日は助かります。症例の相談もそんなに多くないし(本日今のところ1件のみ)、会議はないし、静かに仕事をしたり本を読んだりできます。年末年始は結局、子守のために1日休んだ以外は毎日病院に行っていました(が、それでも年内に仕事は片付けられなかった、、、、)。まあ、大抵は半日出勤でしたが。
さて、私は割と時間の使い方は上手な方と思っていましたが、オランダ人にはかないません。オランダの感染管理者(ICP)なんて、ほとんど9時5時で仕事をしているのに、ちゃんとアウトカムを出しているのです。あれはなかなかまねできない。よく、「あいつは9時5時の仕事をしやがって」と忙しい臨床医がぼやきますが、私たちは仕事の仕方、時間の使い方が極端に下手なんです。結果さえ出していれば、夕方帰宅したって全然OKなはずですが、長く病院にいることそのものが価値化してしまう、価値の顚倒が起きるとこういうことになります。霞ヶ関のお役人にも同じ傾向が認められます。残業して頑張っていることそのものが価値になるから、ろくなプロダクトができなくなるのです。
というわけで、今年の目標は、今年こそは仕事を減らす、です。10年くらい前からずっと同じことを言っていますが。
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