古い映画を見ると、当時の感染症のあり方が分かって面白いです(こういう映画の見方は反則かもしれませんが)
例えば、こないだ観た「鬼龍院花子の生涯」では、母親と主人公(夏目雅子)が腸チフスにかかり、隔離されます。みな鼻と口を袂で覆い、飛沫感染、空気感染対策です。主治医は「3人に1人は死ぬ難病」で、「隔離病棟で入院」が必要と説きます。大正時代(だったっけ)はそういう時代でした。
前に観た「酔いどれ天使」では、結核がすごい難病で、患者さんは自分のレントゲン写真を持参して主治医の所へ行きます。カンボジアでカルテを患者が所持しているのを思い出しました。
今通勤時に観ているやはり黒澤の「素晴らしき日曜日」では、アパートを借りに来た主人公に、「ここはだめ、冬はリウマチに、夏は発疹チフスになる」と言われます。発疹チフス!戦後の日本ではそういう病気もあったのですね。ノミが媒介するリケッチア感染です。
と、こういうデータを集めたら楽しい論文が書けそうです。暇があればね、、、
関係ないですが、先日移動中にたけしの「監督バンザイ!」を観ました。痛い映画でした。北野監督はギャグ映画はよしておいたほうが、、、、、(シリアスなのは好きで、マイベストは「キッズリターン」ですが、他にも好きな映画は多々あります。ファンの人は怒らないでください)。
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