毎日やろう、感染対策者のための英語講座41

教科書は英語ですか？5

I「W先生は教科書、何使ってますか」
W「「病気がみえる」です」
I「うちを回るときは、「病気がみえる」と「イヤーノート」は禁止です。覚えといてください」
W「ええ〜、もう持ってんですけど」
I「禁止です」
W「納得いきません。理由を教えて下さい」
I「いいですよ。ちょうど、今日、髄膜炎疑いの患者さん、コンサルトかかってましたよね」
W「はい、７０代男性の方で、胃がん摘出後です」
I「この方、髄膜炎あると思いますか？」
W「いや、ないんじゃないでしょうか」
I「どうしてです？」
W「だって、項部硬直もないですし、頭痛と発熱だけで髄膜炎らしくないんじゃないかと」
I「はい、そうなんです。これこそが、W先生が「病気がみえる」で勉強してはいけない理由なんです」
M「I先生、髄液検査返ってきました。白血球高くて、好中球優位で、やっぱ髄膜炎みたいですね。I先生の指示通りに主治医は抗菌薬始めたみたいです。セオリー通り、ステロイドも入ってます」
I「Good Job!」
W「え〜、なに、この都合のよさ気な展開！」

英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・「病気がみえる」は読んではダメ？

今日学んだ単語：ないよん。よい月曜日をお過ごしください。