感謝、感謝。
売れやすい慢性疾患ものでもなく、また一方的に「抗生物質なんて飲むな」型の本ではないにもかかわらず、ここまで関心を持っていただいてありがたいです。とはいえ、大多数の抗菌薬処方者、および服用者には届いていないメッセージだし、行動変容となるとさらにおぼつかない。ま、こういうことはちまちま一歩一歩やるしかない。
本書を読んで、「なんだ、当たり前のことしか書いてないじゃないか」と思った人がいれば、それはそれでありがたい。実際、目新しいことなんて何も書いてないし。本書を読んで「目からうろこ」とか言われると、そっちのほうがうーん、なわけだけど、それでも行動変容のきっかけになっていただければ、これ幸い。いずれにしても、「当たり前のこと」しか書いていない本だけど、過去にこういう本はなかったんです。
「こんな本、デタラメじゃあ。みろ、この論文にだなあ」と反論してくる人の出現は予想されたが、でませんねえ。誤字を指摘される程度。まあ、かげで、匿名で、「けっ」と罵倒してる人はたくさんいることは想像されますが、、、、
書名については、99.9%「が」とつけているので、けっして誇張ではありません。本のタイトルでは苦労させられることが多いが、今回はちゃんと自分でつけました、、、、
20年経っても、30年経っても、抗菌薬が我々に恩恵を与え続けてくれる、そのような未来のために、これからも尽力していきたい。
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