慣れないトピックで悪戦苦闘の本書の訳出でしたが、残念ながら力及ばず間違いがたくさん見つかりました。お詫びとともに訂正します。丁寧にお読みいただき、ご指摘いただいた各氏にこの場をお借りして感謝申し上げます。また何か間違いがあったらご指摘ください。
MEDSiの正誤表は以下のリンクからです。
https://www.medsi.co.jp/books/errata/popup.php?isbn=978-4-89592-743-7
「ナラティブとエビデンスの間」正誤表
「ナラティブとエビデンスの間」をご購読いただきまして誠にありがとうございます。下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに,執筆者様と読者の方々に深くお詫びいたします。
2013/06/10 更新 |
---|
viiページ5行目 |
(誤)ナラティブ・メディシン (正)ナラティブなエビデンス |
2013/06/10 更新 |
---|
3ページ下から11行目 |
(誤)物語は一種、シェアすることともいえます。 (正)物語はシェアの一つのあり方です。 |
2013/06/10 更新 |
---|
3ページ下から12行目 |
(誤)物語は語られ、再度語られ、同じ人に語られ、他者によって語られます。 (正)物語は同じ人によって語られ、語り直され、さらに他者に語り継がれていきます。 |
2013/06/10 更新 |
---|
3ページ下から6行目 |
(誤)親は子どもが口にしたことの意味を理解をしようとし、次のように言うかもしれません。「さぁ、ジョーおじさんに教えてくれ。 (正)親は子どもの口にすることの意味を理解しつつ、仲介に入るでしょう。そして次のように言うでしょう。「さぁ、ジョーおじさんに言ってごらん。 |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ5行目 |
(誤)単純にディテールをある枠組みに放り込み、意識することなくその意味を理解します。今聞いた(あるいは読んだ)ばかりのことを一所懸命分析しているのです。 (正)単にディテールをある枠組みに放り込むだけで、意味を理解するのです。今聞いたり読んだりしたことを、意識したりがんばって分析することもなしに。 |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ15行目 |
(誤)適応 (正)適用 |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ19行目 |
(誤)物語は、聞き手がその構造、内容、文脈、構成、枠組み、プロット、劇的な瞬間、目的や願望、物語の特定の社会的役割を理解する手段として、物語の現代性を吟味したとき、ナラティブとなります。 (正)物語がナラティブになるのは、聞き手が、構造、内容、文脈、書式、枠組み、筋書き、劇的瞬間、目的や願望、その物語の時間性といった点を吟味して、その物語の特別な社会的役割を理解する手段とするときです。 |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ下から8行目 |
(誤)このような記述は文学的用語です。 (正)このような言葉の多くは、文学用語です。 |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ下から6行目 |
(誤)複数の異なるアウトカム (正)複数の異なる結末(アウトカム) |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ下から4行目 |
(誤)何気ない一連 (正)因果のつながり |
2013/06/10 更新 |
---|
4ページ下から3行目 |
(誤)「ナラティブな時間」ではそうとは限らないのですが、人の経験はこのように理解されます。 (正)人は「ナラティブな時間」を生きているとは限りませんが、人の経験とはこのように理解されます。 |
2013/06/10 更新 |
---|
5ページ下から10行目 |
(誤)彼らはナラティブのジレンマを経験します (正)彼らはナラティブを経験しています |
2013/06/10 更新 |
---|
5ページ8行目 |
(誤)一番単純な例をあげるならば、飛行か恐怖反応があります(flight or fright response)。 (正)最もシンプルな例は闘争か逃走か反応です。 さらに,「原著ではflight or fright responseとあったが、fight or fright responseの誤記と解釈する。」という訳注を追加。 |
2013/06/10 更新 |
---|
6ページ12行目 |
(誤)-抜け-私たちがやっているのは、 (正)それが共有であり、共有のような冒険です。つまり、臨床医学なのです。私たちがやっているのは、 |
2013/06/10 更新 |
---|
6ページ下から9行目 |
(誤)-抜け-1950 年代の現代的なトレンドでは、 (正)医学は客観科学だったのです。1950年代のモダンな流れにのって、 |
2013/06/10 更新 |
---|
12ページ20行目 |
(誤)-抜け-私たちがお示しできる唯一のエビデンスは、 (正)読者の皆さんにはぜひナラティブもEBM/臨床疫学にも取り組み、学んでいただきたいと思います。私たちがお示しできる唯一のエビデンスは、 |
2013/06/10 更新 |
---|
86ページ表5.2 |
(誤)特異度A = a /(a+c) (正)感度A = a /(a+c)。 さらに,「原著では特異度と感度が逆になっているが、明らかに誤りと思えるため訂正した。」という訳注を追加。 |
2013/06/10 更新 |
---|
86ページ表5.2 |
(誤)感度= d /(b+d) (正)特異度= d /(b+d) |
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。