明日はICNコースの授業なので、空いた時間を使って仕込みをしている。与えられたテーマが「免疫抑制のある感染症」と「HIV、エイズ」なので、ざっとおさらい。
とくに免疫学プロパーはこちらもプロではないので、精緻な知識が残っていない。毎度復習は大変です。で、机の上でひょいと見つけた本書を読む。これは実に面白い。
リーダブルで読者のことをよく考えてあるんだけど、質の面では全然落としていない。こういう教科書がノンプロフェッショナルには一番よい。将来免疫学で博士号をとるとか、この道で飯を食っていくというのでないかぎり、免疫学はややこしくて複雑で難しい。何度勉強しても記憶は薄れ、勘違いは生じ、そうこうしているうちに、新しい知識がどんどん増えてくる。復習し、勘違いを正し、アップデートする上でこの本はとてもリーダブルで、かつ知的好奇心を駆り立てられた。これまで読んだ免疫テキストで最高の部類に属する。でも、これを教えるとなると、、、しくしく。
さて、エイズのおさらいは、もちろん自分の本でやった。抗HIV/エイズ薬の考え方,使い方,そして飲み方 自分の文章は読みやすいですからねえ。忘れていたARTの細かいうんちくを復習。それにしても、昨年出したこの本、、今読み直しても面白いなあ、ほんと。自分の書いたものを読み直すと大反省のこともある(ことも多い)けど、これは「業界外」のヒトに伝えるものとしてはとても良くできていると、、、、たぶん。
仕込みに書き書き。免疫は自分の手で書かないとなんかうまく咀嚼できません。
コメント
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