もともと美しい表があったのに、うまくブログに載らない、、、
アスリートがかかりやすい皮膚感染症
【はじめに】
スポーツにおいて選手同士が物理的な接触を持つ時、伝染性の皮膚感染症が伝播する環境が生まれていることは看過できない事実である。選手達は緊密な距離でふれあい、感染のリスクを高めている。そのため、正確な診断と積極的な治療が不可欠である。
【各論】
*verrucaの予防:verrucaをつぶすことで感染者からの伝染が減少するとされる。3
*CA-MRSA(community acquired MRSA):院内MRSAと異なり、SCC mec type Ⅳ遺伝子を持つとされる。院内MRSAと比べST合剤のような経口抗菌薬への感受性があることが多い。蜂巣炎などの軟部組織感染症や、あるいはsepsis、肺炎等の重篤な臨床像をとることがある。ST合剤やテトラサイクリン系の治療薬が選択されるが、CiprofloxacinやCephalexinは薬剤抵抗性を持つことと、経口vancomycinは経口での吸収率が低いことから、推奨されない。
【考察】
このような皮膚疾患罹患後、アスリートは練習出来なくなるのを恐れ、感染を隠す傾向があると考えられる。skin-to-skinの感染経路が多いことから個別に予防と感染者の早期発見・隔離に努めることが最重要だと考えられる。
【参考文献】
1:Infectious disease in the athlete: An overview , Catherine F. Decker MD, FACP, FIDSA , 9 July 2010
2:MRSA Skin Infection In Athletes , John M Martinez, MD, 16 Dec 2009
3:Western Journal of Medicine: Which Skin Infections Are Transmitted Between Athletes? , Brian B Adams , May 2001
4:Mandell,Douglas,Bennett’s Infetious Disease 7th edition, Gerald L.Mandelle, et al ,p.3348
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