ソーシャルメディアも(あるいはなんでも)そうだが、あれはよくてこれはよくない、というのではなく、目的に応じてどのツールを使いこなすか、が重要になる。ニーズがツールを決めるのであって、おれはこれを使う、とツールを先に規定してニーズにごり押しするのは効率が悪い。
僕にとって日本語の単行本は、じっくり読み込むというよりさらさらと読み流すツールである。英語の教科書をさらさら読み流すのが苦手なだけなんだけど。とくに他領域であまり時間を割けないけれど、たまには復習したり勉強したりしたい領域では、分厚い教科書よりも比較的薄めの日本語の教科書のほうが便利だ。
というわけで、机に積んでおいた本をさらさらと。どれも目的に合致したよいものでした。
水・電解質・ガスなどはときどき復習してリハビリをしないと。腎臓内科の先生らしく、クールで精緻でマニアックなテキスト。それにしてもTOEIC満点とはすごい(そこが突っ込みどころ?)
胸部レントゲン写真も特に学的進歩のある分野ではない(と思う)が、学べば学ぶほど新しい学びがある領域。
白状すると研修医の方が読影がうまい腹部・骨盤部CT。症例ごとに勉強させていただいています。幸か不幸か最近はCTを撮るケースが多くなったので、読影の機会が増えた。
本当、持つべき友はすぐれた皮膚科医で、皮膚科の先生から学ぶところは大きい。コモンな皮疹ばかりだが、それを「そうで」「他のでない」と言い切るのは難しい。ポイントがちりばめられ、治療も提示されていてとてもよい復習&勉強になった。
買ったときにも紹介したがそのまま読まずにいたので(すみません)、ここに再掲。めまいの患者をひさびさにみたので良い復習になった。しかしここまで濃密な救急のテキストって本当にすごい。翻訳してアメリカに輸出して欲しいくらいだが、ギャグが伝えられないな。
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