本書のメッセージはなんですか?と聞かれて困ってしまう。
メッセージはあるようで、ない。ないようで、ある。
読み手が受けた印象そのものがメッセージ(として受け止められるもの)なので、各々好きなように読んでいただいて良いと思うんですね。社会風刺として読みたければ、それでよいし、ナンセンスな不条理ストーリーと感じたらそう読んでもよいんじゃないか。何かメッセージを出したくて絵本を描いたのではなくて、どうしても絵本が描きたかったから、他にやりようがなかったので描いたのでした。そこに見えるロールシャッハ的シルエットにメタファーを見いだしたい人は見いだしても良いし、そうでない場合はそうでなくても良いと思う。リンゴになるのがなぜいけないの?と問われれば、「そうだよね、なんでリンゴになるとダメなんだろ」と僕も不思議に思う。そこはうまく説明できないし、だから本文でも説明していないです。
この絵本は、こういうメタファーを内意しており、こういうメッセージの本ですよ、と一言で言えれば何も苦労して絵本を作る必要はないのですね。僕が希望するのはだから、どのような受け止め方をされても良いから、一度手にとって開いてみてほしいな、、、、ただそれだけです。やっとアマゾンでも絵が入りました。
頭が毒入りリンゴになったわかものと王国の話
著者:岩田 健太郎 |
先生 こんにちは。
先生は、公人といえるようなお立場のせいもあるかとは思いますが、強くメッセージを発していかないといけない状況が、時にあるようですね。
そうした状況下でも臆することなく、持ち前の大きなエネルギーを発していらっしゃるご様子が伝わって参ります。
どんな状況でも、私は先生の一ファンとして、応援し続けたいと思います。
なんせ、今や絵本作家でもいらっしゃるのですからo(*^▽^*)o
投稿情報: あこ | 2010/12/06 17:44