日本文学の特徴として、食べ物の描写が上手なことがあると思う。池波正太郎とかは有名だが、村上春樹にしても、いかにも食べたくなるような描写が上手。宮崎駿のアニメもそうですね。文学の王道たる英米が食べ物に淡泊なせいもあるかもしれないけれど、海外の文学でこれほど食欲をそそるものは多くない(単に知らないだけかもしれないが)。
「あんこの本」という本を読む。美しい写真とエッセイが食欲をそそる。出ているお店を全部制覇したい衝動に駆られる。こういうお店巡りの本はたくさんあるが、なぜか「あんこ」を主題にした本はほとんど存在しなかった。その理由は、本書を読めば分かる。
あんこの本
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