世界でもっともコストパフォーマンスの高い医療を展開するキューバにアメリカ人医師が入り、Scienceにポリシーステートメントをまとめている。アメリカの禁輸措置廃止を訴える論文はキューバ人には好意的に受け止められ、アメリカ人からは賛否両論であったという。
アメリカ医療のコストがおそろしく高い割にはパフォーマンスは悪く、ちょうどかの国の車のように燃費が悪い。キューバの医師はハイテク医療ができないため、アメリカ人医師よりも病歴聴取や身体診察により丁寧である(アメリカ人医師が診察が上手でない、というのは僕の昔からの見解だが、そのことはSapira先生の教科書とかにも書いてある。身体診察の重要性が強調されればされることは、彼の地でそれが「できていない」証拠なのである)。午前は患者をみて、午後はフリータイムなので往診をしてみたりする。
http://www.sciencemag.org/cgi/content/full/sci;328/5978/572?maxtoshow=&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=Paul+K.+Drain&searchid=1&FIRSTINDEX=0&resourcetype=HWCIT
http://www.acphospitalist.org/archives/2010/09/cuba.htm
アメリカ人が外国の医療を語ることは希有なことだ。興味深く拝読した。
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