雑誌「公衆衛生」にパンデミックインフルエンザ2009の特集が載っている。
http://sec.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=33358
うーん、なんかイマイチだなあ。起こった事の説明にはなっていても、日本の本質的な問題についてはほとんど触れられていない。僕自身も一つ書いているが、この論考も読み直すともうひとつだ。もっと深く問題を考えるべきだった。反省だ。「海外との比較」を依頼されたのだが、そもそも「海外と比べて日本は」という切り方自体がすでに古いと思う。
日本の公衆衛生や疫学のあり方そのものの前時代性とまっこうから立ち向かう勇気を持たなかったのが、最大の失敗だったのじゃないかな。それをいうと非難囂々かもしれないけど。
リスコミWSも今月になった。内田樹さんもおいでになることだし、もうすこし新しい切り方でこの問題を再考したい。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。