いくつか最近読んだ本
「冬の夢」
若きフィッツジェラルドの短編を集め、村上春樹が訳した本。秀作もあれば駄作もあるが、その哀愁は全編通じてよく通じてきます。「冬の夢」には泣きました。
「Rough Weather」
ロバート・P・パーカーのスペンサーもの。海外に行くときはパーカーのペーパーバックを読むのが習慣になっています。読みやすくて美しくて、けっして読んだ後後悔しない。今回もリリカルな小説の魅力が満載。
「老後に本当はいくら必要か」
新書は当たり外れが激しいですが、大はずれな一冊。精神論は否定しないけれど、ここまでひどいとちょっと
「メノン」
プラトンの初期の作品。「徳」とはなにかをメノンとソクラテスが延々と語り合う。今読んでもその論拠の鋭さにびっくり。
「機動戦士ガンダムORIGIN20」
いよいよ佳境のORIGIN。ザビ家の人たちが非常に躍動して描かれており、まるでカラマーゾフのよう。強さの象徴だったシャアがアムロにあんた、本当にニュータイプ?と突っこまれて弱る場面も見物。
コメント
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