感染症屋は歴史が大好きな人が多く、このツボにはまると話がとまらなくなってしまう人もすくなくありません。
私の好きな半藤一利、保阪正康両名がかかわった2冊は、昭和の陸軍、海軍がどこで道を誤ったのか、いろいろ考えさせてくれます。とくに半藤さんは実在の歴史上の軍人に直接会ってお話を聞いているエピソードがたくさんあって、おもしろい。
昭和の名将と愚将
昭和陸海軍の失敗
いずれも文春新書
やってみて、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人はうごかじ
という教育界ではあまりに有名な山本五十六のことばですが、実は山本自身は言って聞かせるのが下手だった、、、など興味深い話が満載です。まあ、教育者が人を動かすなど、自らをわきまえない不遜な話なのです。人とはそう簡単には動かない生き物です。自ら動きたい、と思わない限り。
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