書き足りぬことがあったので追加です。
私は仕事のノっている部分でできるだけやる、という話をしたのですが、逆にもっとも尊敬できる人(医師)は自分の調子と関係なく常にコンスタントに普段のパフォーマンスができる人だと思います。調子にムラがない人、ではなく、調子にムラがあるであろうにもかかわらず、他人にはそうとは思わせないようなコンスタントなパフォーマンスがかえってくる。どんなに忙しくても夜中でもテンパッテいても、同じ対応がとれる。こういうのが理想的だと思っています。理想的、というくらいで自分では全然まねできませんが。
そういう尊敬できる優秀な医師は大抵無名で、いわゆる有名人ではありません。何か業績を上げたり世紀の発見をする人も素晴らしいですが、そういうパフォーマーのピークはだいたい2年くらいのことが多いです。地味で無名なコンスタントパフォーマーも、やはり日本の医療を支えています。先輩、同級生、後輩でこのような優秀にして無名の医師とたくさん出会えたことはとても幸せなことです。研修医でも、エース級の最強の研修医も素晴らしいですが、最強=最良とは限らない、、、、。こういう部分は文章で評価しきれないところがあって、いくら通信簿やポートフォリオを作ってもうまくは表現できません。ひとことでまとめてしまうと、みんな嘘になってしまうからでしょう。だから、私は研修医の評価表は一切作らないことにしているのです。
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