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第11回FLEEKIC(Fellow Level Entertaining ＆ Educational Kansai Infection Conference)のご案内

第11回FLEEKIC(Fellow Level Entertaining ＆ Educational Kansai Infection Conference)を
開催いたします。毎回熱い、感染症に関しての症例検討ならびにlectureがあり、今回はアクセスが悪い場所ではありますが、有意義な時間が過ごせることと思われますので、ご参加のほどよろしくお願い申し上げます。

第11回 FLEEKIC(Fellow Level Entertaining ＆ Educational Kansai Infection Conference)のご案内
日時：9月4日(日) 13:00-16:30
場所：奈良県立医科大学　スキルラボセンター
奈良県橿原市四条町840番
http://www.naramed-u.ac.jp/cid/files/napNMUskillslab.pdf

12:30-受付開始

13:00-13:30ケースディスカッション1 (30分)
左上腹部痛を主訴に来院した62歳男性        
奈良医大感染症センター 藤倉裕之

13:30-13:35 5分休憩

13:35-14:20 ショートレクチャー1 (45分)
HIV感染症＋性感染症
奈良医大感染症センター 小川吉彦

14:20-14:45 見るトレ感染症編集長の写真で一発診断感染症（仮）　
奈良医大感染症センター 笠原敬

14:45-15:00 休憩

15:00-15:45 ショートレクチャー2 (45分)
寄生虫入門
神戸大学病院感染症内科 大路剛

15:45-15:50 休憩

15:50-16:20 ケースディスカッション2 (30分)
初診時にうまく診断できた症例
神鋼記念病院　感染症科　香川大樹

主催　Fleekic 世話人会
世話人（以下敬称略　順不同）

岩田健太郎
大路剛
土井朝子
大場雄一郎
香川大樹
笠原敬
小川吉彦
古宮伸洋
清水恒広
高倉俊二
神谷亨


協力（順不同）
神戸大学病院　感染症内科
神戸市立医療センター中央市民病院　感染症科
神鋼記念病院　感染症科　
大阪府立急性期・総合医療センター総合内科
奈良県立医科大学　感染症センター
日本赤十字社和歌山医療センター　感染症科部
京都市立病院　感染症内科
京都大学病院　感染制御部
洛和会音羽病院　感染症科

毎日やろう、感染対策者のための英語講座64

手袋は毎度替える？4

M「今回はすんなり決着でしたね」
I「Mさんの英語力が上がってきたのも一因です。そもそも積極的に文献検索にいったのが素晴らしい。多くは「みんなと話し合って」みたいになあなあに決めちゃうんですよ」
M「まあね〜いつまでも下っ端だと思わんといてほしいわ」
I「ま、それはともかく少しトライアンギュレーションしときましょう」
M「あんだって？」
I「triangulation、三角測量のことです。WHOのガイドラインを読んだら、他ではどのように言われているのかを確認しておくのも大事です。「WHOによると」ではこれも一種の権威主義ですから」
M「なるほど」
I「採血、手袋と日本語で検索すると、日本感染症学会のQ＆Aがヒットしました」
http://www.kansensho.or.jp/sisetunai/2006_10_pdf/04.pdf

やはり原則は、手袋を患者ごとに交換することです。

と結論付けられていますね。ちょっと惜しいことにこのQ&Aがいつ行われたのか、月日の明示がないのと、著者名がでてないのが残念です。あとはPDF。なんで日本ってすぐに資料をPDFにするんでしょうか。役所のサイトもPDFだらけで読みにくい、探しにくい。残念です」
M「でもまあ、日本と海外において見解にそう違いはないってことが分かりましたね」
I「それが三角測量のよいところです。日本がいいとか悪いとかってのはレベルの低い議論でして、両者がどれだけ合致していて、どこが違っていて、何故違っているのかをいちいち検討するのが大事なんです」
M「そうですね」
I「そして、その検討のためには相手の英語文献を読んで初めて可能なんです。日本の文献の妥当性を判断するにも、英語は必要ってことです」
M「あんだって？」
I「聞こえなかったフリするな！」

英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・複数の文献を当たると理解がリッチになる。Triangulation、三角測量を！

今日学んだ単語：triangulation