内田樹先生に「患者様」が医療を壊す、の書評をいただきました。「波」という雑誌に載っています。ファンである僕の方がお言葉をいただくとは、何たる光栄。内田先生、ありがとうございます。この場をお借りして(こないだもお目にかかった時もご挨拶しましたが)、あらためてお礼申し上げます。
岩田健太郎『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)
内田 樹/「現場の人」の共通点
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内田樹先生に「患者様」が医療を壊す、の書評をいただきました。「波」という雑誌に載っています。ファンである僕の方がお言葉をいただくとは、何たる光栄。内田先生、ありがとうございます。この場をお借りして(こないだもお目にかかった時もご挨拶しましたが)、あらためてお礼申し上げます。
岩田健太郎『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)
内田 樹/「現場の人」の共通点
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シャンパーニュと白ワイン。白はサンセールとシャサーニュモンラッシェを温度、時間、グラスの違いなどで比較。とても親しみやすい番組。パリのすし屋はサンセールなんですね。
投稿情報: 18:16 カテゴリー: B級ワインの世界 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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投稿情報: 09:18 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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5年生のBSL試験を行った。みなさん、よくがんばりました。採点も疲れたよ(こういうのはすぐやらないと情熱が劣化するのでがんばりました)。
感染症内科の試験問題は以下の通り。時間は30分。読者も挑戦して欲しい。
A大学病院ではこの度入院患者すべてにルーチンでHIV検査を行うプロトコルを採用することにした。このプランをどう考えるべきか。あらゆる領域や可能性を考慮に入れ、あなたの意見をまとめてください。もちろん、これは試験なので単なる感想文ではだめです。どういう書き方をするのが妥当なのかも十分考えて記述してください。
難しいだろうか?神戸大医学部5年生はみんながんばって自分なりの回答を模索しようとしていたと思う。
この問題で考えて欲しかったのは以下の点。
1.あるポリシーを導入するには、いろいろな観点を重層的に理解しないといけない。一意的に「よい」「悪い」と分断することは極めて困難である。
2.何かを導入する際の、「プレイヤー」の数を勘定すること。多くの病院では外科医の都合しか考えない。検査される患者のことも考慮しなければならない(これはほとんどの学生がきちんと記述していた。君たちの見解は多くの医者よりもよくできているよ)。もちろん、プレイヤーは患者、医者だけではない。たとえば、検査技師の手間ひまはどうか?
3.利益と不利益の天秤掛けをしなければならない。これもたいていの答案ではうまくできていた。利益、不利益は医学的なもの、金銭的なもの、社会心理学的なものなど多岐にわたる。
4.検査には感度・特異度があり、検査前確率が低い(スクリーニング)を行った場合の偽陽性の扱い方を検討しなければならない。この点を指摘した答案は少数派だったが、できたひとはできていた。
5.「そうでない条件」にまで想像力をストレッチすること。想像力のストレッチは根源的な思考に極めて重要である。例えば、HIV検査をして検査結果を伝えると患者がパニックになるのでよくない、という回答があったが、では「検査結果を伝えずにパニックを回避したら、その患者に何が起きるのか?」といったことは想像力を働かせて考えなければいけない。一面的なシチュエーションだけを検討対象にするとたいてい間違える。これも多くの現場の医師がつまづいてしまうキャビアである。ついでに言うと、「する」も「しない」も立派なアクションで、目の前の患者に大きく影響する。現状維持、先送りも立派なデシジョンメイキングなので、「何もしないで現状維持」は責任を免れる言い訳にはできない。
他にもいろいろあったけれど、主立ったところはこんなところだ。ぺらぺらの薄っぺらい議論ではなく、重層的な議論(あるいは思考)ができるというのが、重厚であいまいな医療現場で生きていく上では大切な資質である。それに気づいてくれればいいんです。
ついでに言うと、現在アメリカでは入院患者全てにHIV検査を行うことが推奨されている。これを日本に導入すべきか?あるいはどのような条件下であればこのようなポリシーが正当化できるか?こういったことも考えてみるとよい。そうすれば、アメリカで作った診療ガイドラインをどうやって活用するか、といったよく議論される(がシャローな国粋主義者とやはりシャローなグローバル・スタンダーディストの信念対立に終わってしまうことが多い)問題にも比較的容易に回答がでてくるはずだ。
投稿情報: 13:42 カテゴリー: 現場で役立つ医療倫理、医療哲学 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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理由はよく分からないが、アジアカップは面白い。
僕が最初に見たのは広島の「あの」アジアカップである。イラン戦は生で見た。「あの」カズのゴールである。あれが日本サッカーの大分岐点だったと(後付けだけど)思うと本当に感銘深い。
それにしても、本田はよくあのPKを蹴りました。あそこで決めたから流れが一気に日本に流れた。90年のマテウスもびびってPKは蹴れなかった。すごい魂の持ち主だ。参りました。今野もよく決めた。WCの仇討ちですな。本当に嬉しかったです。
課題は多い。前半のような美しいサッカーが継続できなければ、またパワープレーに弱腰になるとオーストラリアにしてもウズベクにしても厳しい試合になる。ザック監督はイタリア人らしく1点リードで勝ちに行くのだけど、それが日本代表でアプライできるかは微妙だ。
決勝もとても楽しみである。
投稿情報: 01:26 カテゴリー: You never walk alone: football | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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投稿情報: 21:25 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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投稿情報: 21:17 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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2月は久々に朝日カルチャーセンターに内田樹先生の講演を聴きに行こうと思います。今回はラグビーの平尾さんたちもご参加のよう(とてもナイスなジェントルマンです)。2月下旬はスケジュールギチギチなのですが、まあなんとかなるでしょう、、たぶん。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=104509&userflg=0
武術的立場2011
講師名 | 神戸女学院大学教授 内田 樹 ほか |
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講座内容 |
身体技法の術理と可能性、指導者としての役割とあるべき姿を語った4人が1年6ヵ月ぶりに顔を揃えます。「身体と心を遣い残さないようにするということ」が自分の中のテーマであると言う守氏、「ハーレム国際野球大会」で感じた日本の野球と海外の野球の違いや「野球」の良さについて語りたいと話す高
橋氏、指導者の立場から感じた少年スポーツの指導の過ちと、身体運動においての「わかる」から「できる」までについて話したいという平尾氏。 この一年間のそれぞれの活動を振り返りながら、彼らの今と日本のスポーツと身体技法の限界と可能性について熱く語り合います。 |
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日時 | 2/26 第4週 土曜 17:30-19:00 |
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受講料 (税込み) |
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投稿情報: 19:16 カテゴリー: 講演会 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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週末は移動が多かったが、その間に読書。書棚にあった「態度が悪くてすみません」がまだ未読だったので読む。これの岡田山キャンパスのエピソードを読んでいるときに内田先生の最終講義を聞いた。これも一つのシンクロニシティー。
翻訳について、構造主義について、ご飯について、散歩についてと変わらぬ快刀乱麻で、今読んでもとても新しい。コリン・ウイルソンの「アウトサイダー」の名前を見たときはほくそ笑んでしまった(高校生の時僕も読んだから)。本書の構造主義はいままで読んだなかで一番腑に落ちる構造主義の説明でした。
批評と査読についても興味深かった。
「査定の自明性を懐疑すること、査定の権力性に疚しさを感じること(それを「倫理性」と読んでもいい)は批評の必要条件である。(中略)批評であるためには二つ条件が要る。一つ目は、おのれを基礎づけるものが何であるかを絶えず問うこと。つまり、批評は倫理的でなければならないということだ。(中略)批評は文体によってドライブされていなければならない。
カズオ・イシグロの「日の名残り」をゆっくりと読む。大英帝国の没落と執事の没落。非常にリーダブルでかつハート・ウオーミング、ハート・ブレーキングな小説である。センチメンタルでもある。「私を離さないで」に比べると小説としての完成度は後者に軍配が上がるのかも知れないが、センチメンタリストとしては前者も好みである。僕の場合、1Q84より、ノルウェイの森の方が(著者はそうは思わなくても)好みなのである。
投稿情報: 19:11 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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本屋で平たく並んでいてちょっと感動しました。いろんな人に読んでもらえるとうれしいです。立ち読みでもいいから。
投稿情報: 09:52 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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